宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/11/15 10:14 更新 太陽風磁場が半日に渡って南向きになりました。小さな黒点が2カ所に発生しています。 担当 篠原 太陽風磁場の南北成分が、長時間南を向いています。 昨夜、14日20時(世界時14日11時)頃から、-5nTの南向きが半日に渡って続いています。 現在は-3nTほどに少し弱まっていますが、南向きの傾向は続いています。 この影響で、磁気圏の活動度がある程度高まったと考えられますが、 この時間帯のAE指数の更新が止まっています。 代わりに、シベリアの磁場データや沖縄の磁場データを見ると、 それぞれ、小規模ですが変化が見られます。 速度が320km/秒と遅かったため、大きなエネルギーの流入にはなりませんでしたが、 極域ではある程度にぎやかなオーロラなどが見られたのではないでしょうか。 連続的な磁場の南向きは、どこまで続くでしょうか。 一方の速度は、今朝になって360km/秒ほどに少し上がっています。 この後、速度の上昇が見られるのかどうか、コロナホールとの関連もあり興味が持たれます。 太陽では、SOHO EIT195で東端に明るく見えていた活動領域が、こちら側へ回って来ました。 しかし、白斑が見えるだけで、黒点は無い様です。 一方、太陽の中心から北東(左上)寄りに、小さな黒点が2カ所で発生しています。 EIT195の北半球中緯度付近で、小さく光っている領域です。 可視光写真を2枚掲載していますが、1枚目は今朝の写真、2枚目はその半日ほど前の写真です。 それぞれの写真に、中心から左上のあたりに小さな黒点が出現しています。 1枚めの写真(最新)では、EIT195の左側の明るい領域に、 2枚目の写真(半日前)では、右側の領域に発生しています。 両方に写っている黒い点は、エラーデータで、本当の黒点ではありません。 今日のNOAAの報告では、どちらも黒点群としては数えられていませんでした。 非常に小さく、短時間の発生となりそうですが、 太陽は、少しずつにぎやかさを取り戻しつつあるように感じます。 SOHO EIT195による太陽コロナ。15日9時(世界時15日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。小さな黒点が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。14日16時半(世界時14日7時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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