宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/11/13 08:43 更新 300km/秒を割るくらいの遅い太陽風が続いています。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風は、速度(ACEの黄色線)280〜300km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度(白線)も、2〜3nTと弱い状態です。 ACEのグラフを見ると、磁場強度が次第に強まっているように見えますが、 強度としてはやっと4nTに達しようかという程度で、まだ平均強度以下の変化です。 その一方、南北成分(赤線)は弱いながらに南(−)北(+)に振れています。 そのため、小さなオーロラ活動くらいは見られるようになるかもしれません。 AE指数の図には、まだ初めの小さな変化が捉えられているだけです。 明日くらいまではこのまま穏やかな状態が続くでしょう。 その後、明後日かもう少し後くらいに、多少太陽風が変動するかもしれません。 その発生源となりそうなコロナホールは、 今日のSOHO EIT195では、太陽の中心線を越えて西側に迫り出しています。 太陽は、現在は無黒点になっているようです。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、 北半球の東西両端に明るい領域が見えています。 西側(右側)は1030黒点群があった場所、東側(左側)はこれから上がってくる活動領域です。 この東の明るい領域は、2週間ほど前に見えていた1029黒点群が回帰してくるものだそうです。 現在も黒点群が残っているのかどうかはまだ分かりません。 また、太陽の南東(左下)にも、小さく明るい領域が発生しています。 昨日の写真と比べると明るさが強まっているようです。 この後、更に強まるのか、黒点にまで発達するのか、注目してください。 今日の写真を見ていると、活動領域も増え始め、 レベルとしてはたいへん低いままですが、 太陽活動もそれなりに強まってきているように感じます。 SOHO EIT195による太陽コロナ。13日7時(世界時12日22時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。現在は無黒点の様です。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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