宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/11/11 09:05 更新 太陽風は低速風になり、磁気圏もたいへん静かです。1030黒点群が見ています。 担当 篠原 太陽風の速度は、380km/秒から340km/秒へと低下し、 すっかり低速風に変わりました。 もうしばらく様子を見る必要がありますが、前周期ほどには速度を保てないようです。 磁場強度は3〜4nTとやや弱め。 南北成分は北寄りになり、地球の磁気圏への影響は一段と小さくなっています。 このため、今日のAE指数のグラフは完全に平坦になっていて、 オーロラ活動はたいへん弱かったようです。 SOHO EIT195を見ると、7日のニュースでSTEREO衛星を使って紹介した、 北極から垂れ下がったコロナホールが見えてきました。 だいたい4日後ということで、予定通りの出現です。 かなり北に寄っているので、地球への影響がどの程度あるのか分かりませんが、 もう4日後の、15日くらいに注目してください。 ただし、太陽風に影響が現れても、あまり大きな変動にはならないと思います。 今日のSOHOの可視光写真に、昨日再出現した1030黒点群が写っています。 西の端の近くです。 規模は小さく、X線を見てもフレア活動は全くありません。 太陽は静穏です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。11日8時半(世界時10日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。1030黒点群が西の端にあります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|