宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/11/ 9 08:32 更新 太陽風の速度が450km/秒へ上昇しています。南向き磁場の強まりで、オーロラ活動が活発になりました。 担当 篠原 1日ほど遅れたタイミングで、太陽風に変化がやってきました。 昨日のニュース以降、太陽風の磁場強度が10nT近くまで強まりました。 夜になると(8日21時、世界時8日12時)速度の上昇も始まり、 それまでの300km/秒から、現在、450km/秒まで高まっています。 やや高速の太陽風になりました。 この間、磁場の南北成分が南寄りに偏るようになり、 -5nTから-10nT近い強さで変化しました。 そのため、オーロラ活動が強められ、 AE指数で500〜700nTの中規模のオーロラ活動が連続的に発生しました。 オーロラの輝きは、激しいものではありませんでしたが、 ライブカメラ(Live!オーロラ)でも楽しむことができました。 現在の太陽風は、速度は上がったものの、磁場強度は5nT程度に下がっています。 速度の上昇もこのくらいまででしょうか。 磁場の強い南向きも終わり、オーロラ活動は一段落となりそうです。 今後は、磁場が南を向くと小規模のオーロラが発生する、という様な感じではないでしょうか。 速度の高まりがどのくらい続くのかも、ちょっと読みにくいところです。 前周期の変化では、400km/秒前後の状態が6日ほど続きました。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、無黒点でたいへん穏やかです。 SOHOの太陽観測は、回復しつつあるようです。 可視光写真がやや古いので、磁場写真を掲載します。 1030黒点群があったと思われる磁場の強まりが、中心から右上のあたりに残っています。 SOHO EIT195による太陽コロナ。9日4時(世界時8日19時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽面の磁場分布。中央右上寄りに、1030黒点群の名残りがあります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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