宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/11/ 6 11:34 更新 300km/秒を割るくらいのかなり遅い太陽風が続いています。小さい1030黒点群が発生したようです。 担当 篠原 太陽風は、280〜300km/秒とかなり遅い速度で安定しています。 磁場強度は4nTを前後していて、平均的な強度を保っています。 磁場の南北成分は、ほとんどの時間帯で北を向いています。 このため、地球の磁気圏への影響はとても小さくなっています。 AE指数では、オーロラ活動は全く観測されていません。 現在の様子では、今日も太陽風は低速のまま推移しそうです。 やがて、コロナホールの影響が見られるのではないかと予想していますが、 この様子では、変化は明日にならないと始まらないのではないでしょうか。 その場合、27日周期の図の前周期と同じタイミングで回帰することになります。 太陽風の変化といっても、それほど大きな速度上昇にはならないと思います。 前回は、450km/秒にやっと届いた程度でした。 今回は、もう少し上がるかもしれません。 この時に、磁場がまとまった南向きになるなどすれば、 オーロラもある程度強まることが期待できます。 太陽では、1030黒点群が発生したそうです。 中心から北寄り(上寄り)とのことですが、 掲載しているSOHOの可視光写真では、ほとんど分かりません。 2枚目に磁場写真を掲載していますので、 こちらの写真の中心やや上に、磁場が小さく強まっている部分を見つけてください。 東寄り(左寄り)の強まりの方が目立ちますが、こちらではありません。 規模は非常に小さく、X線ではフレア活動も見えていません。 SOHOによる太陽可視光写真。1030黒点群が出現したそうです。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽面の磁場分布。中央北寄り(上寄り)の小さな磁場の強まりが1030黒点群です。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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