宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:53)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 7 --- ---
11/ 6 --- ---
11/ 5 --- ---

黒点 11/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1030 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 276 +1.3
-2 h 276 +1.5
-4 h 274 +2.2
-6 h 274 +1.6
-8 h 275 +2.1
-10 h 276 +2.6
-12 h 279 +2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -12 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
11/ 7 0.5 3x10^1
11/ 6 0.7 3x10^1
11/ 5 0.6 4x10^1
11/ 4 0.6 2x10^1
11/ 3 0.6 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/11/ 2 13:50 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2009/11/ 3 10:40 低速の太陽風が続き、磁気圏も静穏です。
2009/11/ 4 09:20 太陽風の密度が減少しています。速度は低速で、磁気圏も静穏です。
2009/11/ 5 08:43 300km/秒と太陽風はかなり低速で、磁気圏も静穏です。10月までの黒点の推移をまとめます。
2009/11/ 6 11:34 300km/秒を割るくらいのかなり遅い太陽風が続いています。小さい1030黒点群が発生したようです。
最新のニュース

2009/11/ 7 11:53 更新
太陽風は非常に低速で、落ち着いています。磁気圏も静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度は、280km/秒を下回るほどに下がっています。
かなり遅い速度です。
一方、磁場強度は、4nTあたりと平均的な強さを保っていましたが、
最新のところで急に2nTに下がっています。

太陽風磁場の南北成分は、ずっと北を向いています。
風速が低くて、地球への影響が及びにくいところに、
スイッチとも言える磁場が北向きとオフ状態ですので、磁気圏は非常に静穏です。
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、完全に平坦になっています。
静かな状態はずっと続いていて、
シベリアの磁場のグラフも、3日間にわたって一直線となっています。


予想していたコロナホールの影響は、まだ現れていません。
前周期では、そろそろ磁場強度の強まりなどが始まっていたのですが、
現在はその様子も見られません。
タイミングが遅れている可能性もあるので、もうしばらく待ってみましょう。

SOHOの写真が停止しているので、今日はSTEREO Behindのコロナ写真を掲載します。
地球よりも4日半先の太陽です。
すると、北極付近からコロナホールが細長く中緯度側に伸びているのが見えます。
次の注目点はこの領域からの影響でしょうか。
まだ8日ほど先のことです。


太陽では、1030黒点群が太陽の中心付近にあるそうです。
しかし、X線のグラフは全く変動しておらず、活動度の低い黒点群の様です。



STEREO behind衛星による太陽コロナ写真。地球よりも、4日半ほど先の太陽です。
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。