宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/10/31 08:19 更新 1029黒点群は、西の端に沈んでいきました。太陽風はやや低速で、穏やかです。 担当 篠原 久しぶりに太陽をにぎやかにしてくれた1029黒点群は、太陽の西の端に没していきました。 今日の写真では、名残の白斑がかすかに見えるだけです。 活動も落ち着いてしまっていて、X線の目立った変動はありません。 1029黒点群はこのまま弱まって行くのかもしれません。 一方、SOHO EIT195を見ると、残った太陽面に明るい活動領域は見られず、 STEREO Behindで先回りしても同様です。 太陽は再び無黒点の状態が続きそうです。 ところで、10月も今日で終わりです。 今月は、終盤になって1028、1029などの黒点群が出現しました。 SIDCの集計がどうなるかですが、無黒点日の日数は20日台前半となりそうです。 太陽の活動度は低いものの、活動の底は越えたのかもしれません。 またグラフを掲載しますので、お待ちください。 太陽風は、穏やかな状態が続いています。 磁場強度の強まりは終わり、現在の強度は2nTと、逆にすっかり弱まっています。 速度は370km/秒とやや遅い状態が続いています。 太陽風磁場の南北成分は、ずっと南寄りの傾向が続いていました。 そのため、最初は強度も強めだったため、南向きも-5nTほどあり、 AE指数で300〜600nTほどの小中規模の磁気圏活動を作っていました。 しかし、磁場強度が下がってくると、南向きの振幅も小さくなり、 磁気圏への影響はほとんど見られなくなっています。 現在のAE指数は、ほとんど変化していません。 今後の変化ですが、SOHO EIT195では、北半球の東端付近に淡いコロナホールが見えています。 この影響が、27日周期の図の10月11日の変化の回帰としてやってくるかもしれません。 ただし、前回は高速風と呼べるほどの変化にはなっておらず、 コロナホールの様子から見て、今回も小さな速度の盛り上がりに終わりそうです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。31日7時半(世界時30日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる、太陽可視光写真。1029黒点群は西に没し、太陽は無黒点です。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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