宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/10/26 08:20 更新 1029黒点群が小規模のフレア活動を起こしています。太陽風も小規模の高速風が来ています。 担当 篠原 太陽から地球まで、それぞれの活動規模は小さいのですが、 にぎやかな状態になっています。 太陽では、昨日のニュースの頃、25日11時(世界時25日2時)に、 C1.5の小規模フレアが発生しました。 発生したのは1029黒点群で、 ここでは、その前後にもBクラスの小さな活動を何度も起こしています。 しかし、GOESのX線グラフを見ると、 X線の強度が高くなって、1029群が活動的だったのは昨日までで、 現在は、強度が下がって来ています。 今後は、フレアは起きないのかもしれません。 ただし、黒点群のフレア活動は、強まったり弱まったりをくりかえすことも多いので、 1029群がこれからどうなるのかは、引き続き注目する必要があります。 昨日は、太陽風も25日17時(世界時25日8時)頃に500km/秒まで高まる変化を見せました。 太陽風磁場は5nTと平均的な強さで安定しています。 このなかで、磁場の南北成分が弱いながらも-1〜-2nTの南向きをずっと続けていました。 このため、磁気圏のオーロラ活動も、 強くはありませんがAE指数で300nTくらいの小規模変動が連続的に発生しました。 アラスカのライブカメラ(Live! オーロラ)では、 日本時間の夜の間ずっときれいなオーロラの帯が見えていました。 現在の太陽風の強まりは、 SOHO EIT195に見えるコロナホールの影響がやって来ているのだと思われます。 これ以上の大きな変化にはならないでしょうが、 影響自体はもう2日程度続く可能性があります。 もうしばらく、やや活発なオーロラを楽しむチャンスが続きそうです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。26日7時半(世界時25日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる、太陽可視光写真。1029黒点群が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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