宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/10/30 09:35 更新 太陽風の磁場が強まりましたが、北寄りだったため磁気圏は静穏です。1029黒点群は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の磁場が、特徴的な変化をしています。 強度が10nTへ強まり、南北成分が、初め大きく北に強まって、 やがて0nTへ弱まっていき、そのまま今度は南へ大きく強まっています。 太陽風に乗って、磁場の大きなかたまりが流れてきた変化だと思われます。 発生原因がどの現象か、具体的には分かりませんが、 タイミングから考えると、1029黒点群の活動が強まり始めた、 25日のフレア活動あたりかもしれません。 現在、磁場強度は弱まり始め、南北成分も南向きから0nTへと戻りつつあります。 太陽風の変化は終わりに近づいているようです。 こういった磁場の変化がやって来ると、 磁場の振れ方によって、オーロラ活動が強まることがあります。 (磁場が大きく南を向いたときです) しかし、今回の磁場変化は、初めに北向きに大きく強まったため、 ここまでは磁気圏活動は全く発生していません。 現在の南向きの影響は見られてもよさそうですが、 AE指数のデータとしては、もうしばらく待つ必要があります。 ただ、磁場強度はもう弱まり始めていますから、 これから激しくオーロラが変動するということはなさそうです。 1029黒点群のフレア活動は、一段落ついたようです。 X線の強度は次第に下がり、昨日は目立ったフレアも見られませんでした。 そして、黒点群自体西へ去りつつあります。 もう、地球への影響はないでしょう。 SOHOの可視光写真を見ると、黒点はずいぶん大きくなっています。 この大きさだと、あるいは肉眼で見つけることができるかもしれません。 日食メガネで挑戦してみてはいかがでしょうか。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。28日8時(世界時27日23時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる、太陽可視光写真。1029黒点群は西に没しつつあります。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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