宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/10/27 08:37 更新 1029黒点群が再びCクラスのフレアを起こしました。太陽風は410km/秒くらいで、比較的穏やかです。 担当 篠原 1029黒点群は、再び勢力を増してきたようです。 黒点も大きくなり、GOESのX線グラフのレベルが、 昨日は下がっていましたが、再び全体的な強度を増しています。 そして、グラフ自体がBクラスの範囲で変動するようになっています。 その中、今朝の27日4時(世界時26日19時)に、C1の小規模フレアが発生しました。 全体的な変化の中で、ちょっとだけ飛び上がってCのレベルを超えたというような変化です。 1029黒点群をSOHOの磁場写真を見ると、白と黒が複雑に入り混じっていて、 エネルギーを蓄えているようです。 この後、Mクラスの中規模フレアの発生などもあるかもしれません。 太陽のフレア活動に注目してください。 また、SOHO EIT195で1029黒点群の左側にある活動領域で、 26日21時(世界時26日12時)に、小さな爆発が発生しています。 (STEREOの動画で見ることができます) コロナの噴出が発生しているようです。 LASCOなどのコロナグラフではまだ見つけることができませんが、 CME(太陽ガスの放出現象)になっている可能性は高いと思います。 小規模の変動ですが、CMEになっていれば地球へもやって来るでしょう。 こちらも注目点です。 太陽風は、410km/秒と平均的な速度が続いています。 磁場強度は3nTとやや弱めです。 太陽風の磁場が、とても小さいのですが南寄りになっていて、 その影響でしょうか、AE指数も小さな変化がずっと見えています。 コロナホールの影響は次第に弱まり、全体的には今後低速風へ向かうことになると思います。 3〜4日後くらいには、CMEの影響も考えられます。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。27日8時半(世界時26日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる、太陽可視光写真。1029黒点群が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO MDIによる、太陽磁場の様子。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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