宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/10/22 08:40 更新 とても低速の太陽風が続いています(280km/秒)。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風の速度は、270〜280km/秒とかなり遅い状態が続いています。 磁場強度も、3〜4nT付近と弱めのままです。 今のところ、CMEによると思われる目立った変化は来ていません。 19日の記事で動画を掲載したCMEの発生は、18日でしたから、 今日いっぱいくらい様子を見て下さい。 地球では、オーロラ活動もとても静かです。 太陽風の速度がとても遅いことはもちろんですが、 磁場の南北成分が北寄りに推移しているため、 太陽風からエネルギーがほとんど流れて来ないのでしょう。 SOHOのEIT195では、太陽の北極と南極から、 それぞれコロナホールが中緯度へと伸びている様子がよく見えます。 ここからの影響が見られるかどうかも、今後の注目点です。 到来は、2日後くらいでしょう。 前周期は、磁場強度に変化が見られた程度でした。 太陽は無黒点です。 ただ、EIT195では、北半球の東寄り(左側)に明るい活動領域が連なる様に見えていて、 ちょっとにぎやかです。 しかし、どれも黒点を伴うほどの規模でもなく、 活動度が高まらないまま、太陽の活動周期は進行していることが感じられます。 と、記事を書き終えたところで、ちょうど太陽風に変化がやって来ました。 磁場強度が急に10nTに強まり、速度も少しですが上昇しています。 磁場の南北成分が-7nTと強めに南を向き始めたので、 速度は遅いですが、そこそこ活発なオーロラ活動が発生するかもしれません。 今後の太陽風の推移と、磁気圏の反応に注目して下さい。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。22日8時半(世界時21日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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