宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/10/20 08:36 更新 300km/秒の遅い太陽風が続いています。これから太陽風に小規模の変化がやって来るかもしれません。 担当 篠原 太陽風は、速度300km/秒、磁場強度4nTと、低速の穏やかな状態が続いています。 磁場は概ね北向きで、地球の磁気圏への影響はほとんどの時間帯で小さくなっています。 一時的に南を向いたタイミングで、 AE指数に200nTの小規模のオーロラ活動が記録されている程度です。 この後も、27日周期の予想では、300km/秒台の低速風が続くと予想されます。 一方、一昨日のニュースの記事に書いた、 太陽で発生した2回の小さな噴出現象の影響がそろそろやって来るかもしれません。 1回目の現象の影響が今日辺り、2回目の現象は明日くらいでしょうか。 高速の風がやって来そうにはありませんので、それぞれもう1〜2日かかるかもしれません。 1回目の噴出はかなり弱かった様で、何も来ないかもしれません。 2回目は、SOHOでも見えていますので、 磁場の強まりなどがまとまった形でやって来る可能性があります。 太陽風の磁場が大きく南を向いて、オーロラが活発化するかもしれません。 今日のSOHO EIT195では、 太陽の南北両半球のコロナホールが、中心線に近づきつつあります。 3〜4日後くらいに、太陽風の変動がやってくるかもしれません。 無黒点は今日も続いています。 太陽は、とても静かです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。20日8時半(世界時19日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|