宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/10/18 10:48 更新 320km/秒の遅い太陽風が続いています。太陽でコロナの小さな噴出が見られています。 担当 篠原 太陽風の速度は320km/秒に下がり、磁場強度も3nTに弱まったままで、 穏やかな太陽風が続いています。 磁場の南北成分も、ACEの図の前半は0nT付近、後半は完全に北向きになり、 磁気圏への影響は小さい状態が続いています。 このため、オーロラの活動度を示すAE指数は、ほとんど変化していません。 この後も、穏やかな太陽風が続きそうでしたが、 太陽で小規模の爆発現象が発生していて、その影響がやってくるかもしれません。 SOHO EIT195の動画を見ると、 16日23時(世界時16日14時)と、18日5時(世界時17日20時)に、 南半球の明るくなっている場所で、コロナガスの噴き出しが見られます。 SOHO LASCOカメラでは、16日の現象によるCME(太陽ガスの噴出現象)の発生はほとんど見えず、 実際に影響が地球までやってくるかどうかはよく分かりません。 明後日くらいに注目して下さい。 今朝の現象については、LASCOの写真はこれからです。 CMEの噴出は見えるでしょうか。 どちらも、現象そのものは小規模ですから、 太陽風が大きく乱れるということはありません。 しかし、磁場がまとまった変化をして南を向き、 オーロラを活発化するなどの変化が見られる可能性があります。 オーロラ観望では、期待してみて下さい。 太陽・太陽風ともに非常に静穏な状態ですので、 この程度の変化でも、発生するとありがたく感じられます。 (宇宙環境としては、静穏なほうがよいのでしょうが) 太陽そのものは無黒点が続いています。 今月も後半に入っていますが、無黒点日数は再び高い数値になりそうです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。18日8時半(世界時17日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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