宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/10/16 08:31 更新 太陽風の速度が430km/秒まで上昇しています。 担当 篠原 太陽風の予想が当たったようです。 昨日、15日14時(世界時15日5時)頃から、 太陽風の磁場強度(ACEの白線)、プラズマ密度(橙色線)、 速度(黄色線)それぞれに変化が始まりました。 磁場強度は10nT、密度は10個/cm^3くらいまで強まり、 速度は遅れて上昇し、430km/秒くらいまで上がっています。 高速風というほどではありませんが、小規模の速度の高まりとなっています。 現在、磁場強度、密度は既に下がっていて、速度の上昇もこのあたりまででしょう。 磁場強度が強まって、オーロラ活動の期待もあったのですが、 南北成分(赤線)は北向きが中心でした。 部分的に南を向いたところで、AE指数500nTの中規模活動が1回だけ発生しています。 発生源のコロナホールは小規模でしたから、 太陽風速度の高まりは今日いっぱいくらいで終わって行くでしょう。 その後は、再び低速の太陽風が続きそうです。 SOHO EIT195の太陽コロナは、全体的にのっぺりとしていて、 STEREO Behindに見えているコロナホールは、まだ見つけることができません。 太陽は、今日も無黒点です。 こちらも、まだ続きそうです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。16日1時(世界時15日16時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。南東の白斑は見にくくなっています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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