宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/10/12 07:44 更新 太陽風の速度が400km/秒台前半に上昇しています。磁気圏は概ね静穏です。 担当 篠原 昨日の午後より、太陽風の変化がやって来ました。 11日15時(世界時11日6時)頃から、300km/秒と低速だった速度が、 400km/秒を超える程度に上昇しました。 その後も、400〜450km/秒の間で推移しています。 速度の変化に合わせて、磁場強度も変化しています。 速度上昇よりも先立って、15nTくらいまで強まりました。 こちらは、速度が高まるとともに低下に切り替わり、 既に3nT近くまで弱まっています。 この間、太陽風磁場の南北成分は、概ね北向きでした。 このため、磁気圏活動は比較的静穏でした。 ACEによると、磁場は11日15時(世界時11日6時)頃に一時的に南を向きました。 そのため、AE指数でも、これに対応する時間帯にだけ 400nTの小規模のオーロラ活動が観測されています。 既に磁場強度が下がっているため、速度の上昇はここまでだと思います。 この後、速度のやや上がった状態がどこまで続くか、 前周期は5日ほど続きましたが、今回はコロナホールが弱まっているので、 短時間で終わってしまう可能性が高い様に思います。 太陽は無黒点になっています。 昨日の小さな黒点は、短時間の出現だった様です。 今日、マニラを出て帰国します。 明日以降は、通常通りの更新ペースになります。 こちらは心地よい程度の暑さで、夏の空気を楽しんだ感じです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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