宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 9/25 10:11 更新 C2のフレアが発生しました。太陽風はかなり低速で、磁気圏も静かです。 担当 篠原 希薄になっていた太陽風のプラズマ密度は、昨夜で回復し、 現在は1個/cm^3と普通の状態に戻っています。 それにともなって、速度の観測データも安定しました。 現在の太陽風の速度は、290km/秒と300km/秒台を割っています。 かなり遅い状態です。 磁場強度は、プラズマ密度の増加とともに、2nTから5nTへ増加し、 平均的な値を回復しています。 全体として見れば、穏やかな太陽風が依然続いています。 磁気圏も非常に静かです。 AE指数は全く変化がありません。 太陽風の速度が低いことと、磁場が北向きで推移しているためでしょう。 今後の太陽風ですが、コロナホールの影響はもう少し先、明日以降ではないかと思います。 ただ、磁場強度、密度が平均的なレベルに上がったという変化に対応して、 速度もいくらか上がるかもしれません。 SOHO EIT195では、南半球側のコロナホールがちょうど太陽の中心線上に来ています。 次にやって来る高速風の中心は、28日頃になりそうです。 この状態で見るコロナホールの大きさは、前周期よりもだいぶ広がっています。 緯度が高めなので、影響が及びにくくなるという点がありますが、 今度の高速風は、3〜4日程度続くものになるかもしれません。 太陽には、南半球中緯度に1026黒点群、北半球低緯度に1027黒点群が見えています。 南半球の1026黒点群の横には、白斑が広がっています。 そのためでしょうか、EIT195の太陽コロナでは、 黒点としては小さな1026黒点群のほうが、大きく光り輝いています。 ちょうど最新のX線データで、C2のフレアが発生しました。 Cクラスのフレアは、7月6日以来です。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。25日10時(世界時25日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。南半球に1026黒点群、北半球に1027黒点群が見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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