宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 9/23 11:26 更新 1027黒点群が出現し、太陽面が少しにぎやかになっています。太陽風は穏やかです。 担当 篠原 昨日のお昼以降に、太陽の北半球側で1027黒点群が発生しました。 SOHOの可視光写真では、2つに分かれて大きめの黒点があり、 その回りに小さな点がいくつか見えています。 EIT195を見ると、明るく光る筋が数本、左上から右下に向かって斜めに走っています。 これは、この黒点群の持つ磁力線の筋です。 磁場写真を見ると、それぞれの筋の根元にあたる部分に、白いN極と黒いS極の分布があります。 可視光写真ではどちらも黒く見えるだけですが、磁力線でたどると、極性が分かれているのです。 太陽の南半球側には、1026黒点群があります。 この24時間で、Bクラスの小さなフレアを2回起こしています。 X線の強度も少し上がっている様で、この後、Cクラスくらいのフレアを起こすかもしれません。 こうして黒点群が並んで現れると、少しうれしくなります。 引き続き注目して下さい。 太陽風は穏やかです。 速度は、400km/秒前後で平均レベル。 磁場強度は、2nTと弱まっています。 磁気圏も、概ね静穏ですが、 AE指数には200nTほどの小さな変化が10時間ほど続いて発生しています。 これは、太陽風磁場の南北成分が、-2nTと小幅ですがずっと南向きになっていた影響です。 このまま週末までは穏やかに過ぎて行きそうです。 26日遅くか、27日あたりから、次のコロナホールの影響がやって来そうです。 SOHO EIT195では、南半球のコロナホールは太陽の中心線に達しつつあります。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。23日9時(世界時23日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の可視光写真。1027黒点群が出現しました。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる、太陽磁場。どちらの黒点群も、第24期の極性です。23日9時(世界時23日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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