宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:10)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/18 --- ---
9/17 --- ---
9/16 --- ---

黒点  9/18 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 444 -1.8
-2 h 454 +0.0
-4 h 459 -0.5
-6 h 449 +0.2
-8 h 460 -0.9
-10 h 440 +0.3
-12 h 442 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -17 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
9/18 0.6 8x10^0
9/17 0.6 8x10^0
9/16 0.6 9x10^0
9/15 0.7 9x10^0
9/14 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 9/13 09:17 太陽風は300km/秒とかなり低速のままです。太陽も無黒点が続いています。
2009/ 9/14 14:28 太陽風の速度が380km/秒に上がっています。平均的な速度レベルに戻ったくらいです。
2009/ 9/15 09:33 400km/秒と太陽風は比較的穏やかです。明日以降、太陽風は高速風に変わりそうです。
2009/ 9/16 10:13 太陽風はやや高速になり、小規模のオーロラ活動も続いています。これから、更に速度が上がる可能性があります。
2009/ 9/17 11:12 太陽風は、400km/秒台前半の状態が続いています。高速風の到来は遅れている様です。
最新のニュース

2009/ 9/18 10:10 更新
450km/秒付近のやや高速の太陽風が続いています。これ以上の高速風にはならないようです。

担当 篠原

ずるずると400km/秒台中盤の太陽風が続いています。
現在の速度は、ほぼ450km/秒です。
磁場強度は、4nT付近へと、わずかですが下がっている様に感じられます。

どうやら、しっかりとした高速風は無くなってしまった様です。
現状のやや高めという速度が、このままもう2日ほど続いて、
その後、低速風に戻って行くのではないでしょうか。

磁気圏のオーロラ活動は、小規模の変動が断続的に見られています。
結局、速度があまり高まらなかったので、全体としては地味な活動で終わりそうです。


SOHO EIT195の太陽コロナは、全体的にのっぺりとしていて、
太陽風には、しばらく目立った変化は起こりそうにありません。

その一方、数日前から太陽の向こう側に活動的な領域が発生していることが分かっています。
それは、STEREO Behindによる観測です。

今日の2枚目の太陽写真は、STERO Behindの太陽コロナ写真です。
この写真では、SOHOから見える(地球から見える)太陽の、
東側(左側)の裏側を半分ほど見ています。
SOHOで左下に見える小さい明るい点が、STEREOでは右下にあります。

すると、この写真の南東側(左下)に明るい領域が発生していて、
フレア活動らしき変動も見られていたのです。
規模から見て、黒点も発生しているのではないかと思われますが、
地球から見える様になるまで、もう3日ほど待ちましょう。




SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。18日9時半(世界時18日0時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO Behindによる太陽コロナ。南東(左下)に活動的な領域が発生しています。
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。