宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:56)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 5 --- ---
9/ 4 --- ---
9/ 3 --- ---

黒点  9/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 438 +0.4
-2 h 465 +0.7
-4 h 477 +2.0
-6 h 482 +0.6
-8 h 480 -0.5
-10 h 479 +0.3
-12 h 469 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -12 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
9/ 5 0.6 1x10^1
9/ 4 0.6 6x10^1
9/ 3 0.7 2x10^1
9/ 2 0.5 3x10^1
9/ 1 0.5 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/31 09:43 太陽風がやや高速になっています。強い南向き磁場の影響で、オーロラ活動が強まりました。
2009/ 9/ 1 09:13 太陽風の速度は420km/秒に下がっています。磁気圏は比較的穏やかです。
2009/ 9/ 2 10:06 1025黒点群が出現していました(もう消えています)。太陽風は400km/秒付近で穏やかです。
2009/ 9/ 3 11:57 太陽風は低速風に変わり、とても穏やかです。
2009/ 9/ 4 17:20 太陽風の速度が上昇しています。オーロラが活発化しそうです。
最新のニュース

2009/ 9/ 5 10:56 更新
太陽風の速度は、下がり始めています(440km/秒)。これからしばらく穏やかな太陽風が続くでしょう。

担当 篠原

太陽風の速度は、早くも低下を始めています。

昨夜は、480km/秒まで速度が上がっていましたが、
今朝に入って低下に向かい、現在440km/秒と高速状態は終わりつつあります。

磁場強度は、昨夕のニュースの時点では7nTほどの強さを持っていたのですが、
その後すぐに弱まり始め、夜のうちに3nTへ下がってしまいました。

現在もそのままで、
このことからも、太陽風の乱れは終わりが近いと考えられます。


磁気圏のオーロラ活動も、
太陽風磁場の影響が強かったのが昨夕のニュースの頃までだったので、
それ以降は落ち着いてしまいました。
掲載しているAE指数では、最初に変動がありますが、以降はほとんど変化していません。

もう少し盛り上がるかと思ったのですが、少し空振りな気分です。


小規模の太陽風の変化も終わり、ここから長い静穏状態が続きます。
SOHO EIT195の太陽コロナは、全体的にぼんやりと光っていて、コロナホールは見られません。

これは、STEREO Behindも同様で(2枚目の写真)、
これから10日くらい低速の太陽風が続くでしょう。





SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。5日9時半(世界時5日0時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO Behindによる太陽コロナ。地球よりも3日半ほど先の太陽を見ています。こちらでも何も見えません。
(c) NASA


SOHOによる、太陽可視光写真。現在は無黒点に戻っています。4日17時半(世界時4日8時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。