宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:13)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 1 --- ---
8/31 --- ---
8/30 --- ---

黒点  8/31 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:30 411 +1.0
-2 h 419 +1.5
-4 h 419 +0.5
-6 h 418 -0.3
-8 h 421 -0.9
-10 h 424 -0.3
-12 h 430 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -15 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^0
9/ 1 0.4 1x10^1
8/31 0.7 1x10^1
8/30 0.5 1x10^1
8/29 0.6 1x10^1
8/28 0.6 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/27 07:38 とても小さな黒点が出現しているようです。太陽風は、300km/秒台後半の穏やかな状態が続いています。
2009/ 8/28 07:23 太陽は無黒点に戻っています。太陽風の速度は380km/秒で穏やかです。
2009/ 8/29 13:55 低速の穏やかな太陽風が続き、磁気圏も静かです。
2009/ 8/30 12:14 太陽風の速度は380km/秒とやや上がりましたが、穏やかな状態が続いています。太陽も無黒点のままです。
2009/ 8/31 09:43 太陽風がやや高速になっています。強い南向き磁場の影響で、オーロラ活動が強まりました。
最新のニュース

2009/ 9/ 1 09:13 更新
太陽風の速度は420km/秒に下がっています。磁気圏は比較的穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は下がり始めました。
昨夜のうちに420km/秒に下がり、現在もそのままです。
磁場強度も同じ様に低下して、現在は3nTほどです。

磁気圏では、AE指数250nTほどの小さなオーロラ活動が断続的に発生しています。
太陽風磁場の南北成分がほとんど0nT付近にある割に、
活発な変化を見せている印象です。

太陽風速度の高まりはこれで一旦終わり、
今日、明日は穏やかに過ぎて行くでしょう。
そして、明日遅くか、明後日くらいから次の変化がやって来ます。

発生源のコロナホールは、今日のSOHO EIT195では、
太陽の北半球の中央部に見えています。
昨日のお昼の写真なので、現在はもう少し西へ(右へ)進んでいるでしょう。

ここからの影響がやって来た後は、また10日ほど静かな日が続くと思われます。


太陽は無黒点で静穏です。

STEREO Behindのコロナ観測によると、昨夜のうちに小さい活動領域が発生した様です。
小さいので、黒点があるかどうかは微妙ですが、
SOHOの写真が更新されれば確認できるでしょう。
少なくとも、磁場の強まりはできていると思います。




SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。31日14時(世界時31日5時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。無黒点が続いています。31日13時(世界時31日4時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。