宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 8/31 09:43 更新 太陽風がやや高速になっています。強い南向き磁場の影響で、オーロラ活動が強まりました。 担当 篠原 南半球に見えていた小さなコロナホールの影響がやって来た様です。 太陽風の速度は470km/秒くらいに上昇し、やや高速の状態になっています。 速度の変化は、昨夜、30日20時(世界時30日11時)頃に始まりました。 400km/秒から480km/秒に上がった程度なので、大きな変化ではありません。 しかし、速度の変化に先立って、磁場強度が10nTまで強まりました。 それに伴って、磁場の南北成分も大きく変動し、-10nTの強い南向きの変化が2度発生しています。 太陽風の速度はそれほど高くなかったのですが、磁場がこれだけ南を向くと影響は大きくなります。 AE指数では、1000nTを超える活発な活動が観測され、 その前後にも、600nTの中規模変動が続いています。 同じ変化はシベリア磁場データにも見えています。 昨夜はにぎやかなオーロラが見られたのではないでしょうか。 現在の磁場強度は、既に5nTレベルに落ち着いています。 今後は、中小規模のオーロラ活動が見られる程度ではないかと思われます。 また、コロナホールの規模を考えると、速度の高まりもそれほど続かないでしょう。 磁場強度がもう少し弱まれば、速度の低下も近いと思われます。 続いて、次のコロナホールの影響が、9月2〜3日頃にやって来るでしょう。 今日のSOHO EIT195では、北半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。 高速風の始まりは、コロナホールがここに届いて3日後くらいというのが目安です。 太陽は、今日も無黒点です。 いよいよ8月も終わります。 SIDCによる8月の黒点数の発表を待ちましょう。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。31日7時(世界時30日22時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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