宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 2 --- ---
9/ 1 --- ---
8/31 --- ---

黒点  9/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1025 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:07 374 -0.6
-2 h 381 -1.5
-4 h 387 -0.1
-6 h 386 +0.2
-8 h 369 +0.2
-10 h 375 -0.3
-12 h 377 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -16 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
9/ 2 0.4 3x10^1
9/ 1 0.5 2x10^1
8/31 0.7 1x10^1
8/30 0.5 1x10^1
8/29 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/28 07:23 太陽は無黒点に戻っています。太陽風の速度は380km/秒で穏やかです。
2009/ 8/29 13:55 低速の穏やかな太陽風が続き、磁気圏も静かです。
2009/ 8/30 12:14 太陽風の速度は380km/秒とやや上がりましたが、穏やかな状態が続いています。太陽も無黒点のままです。
2009/ 8/31 09:43 太陽風がやや高速になっています。強い南向き磁場の影響で、オーロラ活動が強まりました。
2009/ 9/ 1 09:13 太陽風の速度は420km/秒に下がっています。磁気圏は比較的穏やかです。
最新のニュース

2009/ 9/ 2 10:06 更新
1025黒点群が出現していました(もう消えています)。太陽風は400km/秒付近で穏やかです。

担当 篠原

速度が400km/秒付近に下がった太陽風は、そのまま穏やかな状態が続いています。
現在の速度は、380km/秒ともう少し下がっています。
磁場強度は2nTで、弱まった状態です。

このため、磁気圏活動も静穏です。
AE指数には、ほとんど変化が見られません。


27日周期の図を参考にすると、今日あたりに、高速太陽風の回帰がありそうです。
発生源のコロナホールは、SOHO EIT195では、既に西側(右側)にだいぶ移動し、
位置的にもそろそろ影響が見られそうです。

前周期は、速度が500km/秒に上がった程度でした。
今回、コロナホールの規模はやや小さくなったくらいですので、
やってくる高速風は同様に小規模でしょう。
前周期の高速風は、3日間ほど続きました。

この乱れが通り過ぎると、10日間ほど穏やかな太陽風が続きます。


太陽では、1025黒点群が出現していました。
今日の写真ではもう見えなくなっています。
一番よく見えていたのは、昨日の午前中でした。
せっかくですので、可視光のよく見えている写真と、最新の写真を2枚掲載します。





SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。2日9時(世界時2日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。現在は無黒点に戻っています。2日4時(世界時1日19時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、1日前の太陽可視光写真。北東寄り(左上)に小さく1025黒点群が見えています1日3時(世界時31日18時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。