宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 9/ 2 10:06 更新 1025黒点群が出現していました(もう消えています)。太陽風は400km/秒付近で穏やかです。 担当 篠原 速度が400km/秒付近に下がった太陽風は、そのまま穏やかな状態が続いています。 現在の速度は、380km/秒ともう少し下がっています。 磁場強度は2nTで、弱まった状態です。 このため、磁気圏活動も静穏です。 AE指数には、ほとんど変化が見られません。 27日周期の図を参考にすると、今日あたりに、高速太陽風の回帰がありそうです。 発生源のコロナホールは、SOHO EIT195では、既に西側(右側)にだいぶ移動し、 位置的にもそろそろ影響が見られそうです。 前周期は、速度が500km/秒に上がった程度でした。 今回、コロナホールの規模はやや小さくなったくらいですので、 やってくる高速風は同様に小規模でしょう。 前周期の高速風は、3日間ほど続きました。 この乱れが通り過ぎると、10日間ほど穏やかな太陽風が続きます。 太陽では、1025黒点群が出現していました。 今日の写真ではもう見えなくなっています。 一番よく見えていたのは、昨日の午前中でした。 せっかくですので、可視光のよく見えている写真と、最新の写真を2枚掲載します。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。2日9時(世界時2日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる、太陽可視光写真。現在は無黒点に戻っています。2日4時(世界時1日19時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる、1日前の太陽可視光写真。北東寄り(左上)に小さく1025黒点群が見えています1日3時(世界時31日18時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|