宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 8/28 07:23 更新 太陽は無黒点に戻っています。太陽風の速度は380km/秒で穏やかです。 担当 篠原 昨日の太陽黒点は、一瞬の出現でした。 SOHOの可視光写真はもちろん、磁場写真でも磁場の強まりは消え、 太陽は無黒点にもどっています。 この黒点に対して、NOAAの黒点番号は付かなかった様です。 9月初めに発表されるSIDCの黒点数データには数えられているでしょうか。 やや遅めの太陽風が続いています。 速度は、昨日から380km/秒ほどでほとんど安定しています。 磁場強度は、5nTと平均的なレベルで、 速度上昇の前触れの様な変化は今のところ見られません。 SOHO EIT195に見えていた小規模コロナホールの影響が、 これからやってくるかもしれません。 やって来たとしても、速度の変化はそれほど大きなものにはならないでしょう。 今日のEIT195では、南半球側の最後のコロナホールがちょうど中央線に達しています。 ここからの影響がやってくる可能性が3〜4日後くらいなので、 それまでは太陽風の変化に注目して下さい。 磁気圏では、小規模の活動がAE指数で観測されています。 シベリアの磁場データでも、まとまった変化になっています。 これは、太陽風の磁場が、数時間にわたって南を向き続けていた影響です。 振幅は-4nTほどとそれほど強くはなく、速度もやや低速だったので、影響は限定的でした。 現在は、磁場は北寄りに変わっていて、AE指数の変化は一段落つきそうです。 SOHOによる太陽の可視光写真。黒点は見えなくなりました。28日1時(世界時27日16時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽の磁場写真。磁場の強まりも消えています。28日1時半(世界時27日16時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。28日2時(世界時27日17時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|