宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/30 --- ---
8/29 --- ---
8/28 --- ---

黒点  8/30 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:00 378 +1.9
-2 h 369 +0.6
-4 h 364 +1.9
-6 h 353 +1.7
-8 h 346 +2.3
-10 h 339 +2.6
-12 h 336 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -9 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 4x10^0
8/30 0.5 1x10^1
8/29 0.6 1x10^1
8/28 0.6 3x10^1
8/27 0.6 4x10^1
8/26 1.0 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/25 12:32 太陽風は、速度360km/秒と低速風になりました。磁気圏も静かです。
2009/ 8/26 12:40 300km/s台中盤の穏やかな太陽風が続いています。太陽は、無黒点が続いています。
2009/ 8/27 07:38 とても小さな黒点が出現しているようです。太陽風は、300km/秒台後半の穏やかな状態が続いています。
2009/ 8/28 07:23 太陽は無黒点に戻っています。太陽風の速度は380km/秒で穏やかです。
2009/ 8/29 13:55 低速の穏やかな太陽風が続き、磁気圏も静かです。
最新のニュース

2009/ 8/30 12:14 更新
太陽風の速度は380km/秒とやや上がりましたが、穏やかな状態が続いています。太陽も無黒点のままです。

担当 篠原

太陽風は、速度が340km/秒から380km/秒へ若干上がっていますが、
穏やかな状態が続いています。
磁場強度も、2nTから5nTへ少し上がっていますが、平均的な強さに戻った程度です。

今のところ、コロナホールの影響は特に見られません。
引き続き、穏やかな太陽風が続きそうです。

磁気圏も静穏です。
AE指数はほとんど変化のないままです。


SOHO EIT195では、北半球側のコロナホールが太陽の中心線に近づいています。
27日前の写真と比較して下さい。
コロナホールの濃さは同じくらいを保っていますが、大きさが少し小さくなった様です。
また、北極に見える大きなコロナホールとのつながりが無くなっているように見えます。

このことから、太陽風速度の変化はやって来そうですが、
規模は少し小さくなっているかもしれません。
到来は、9月2日頃と予想されます。


太陽は、無黒点の穏やかな状態が続いています。
SOHO EIT195にも、STEREOにも、コロナに明るい領域は見られず、
無黒点の日はまだ続きそうです。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。30日9時(世界時30日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

8/ 2 23:12 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。