宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/16 --- ---
8/15 --- ---
8/14 --- ---

黒点  8/16 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:06 279 -1.5
-2 h 279 -0.8
-4 h 278 -0.5
-6 h 280 +0.5
-8 h 285 -2.0
-10 h 289 -0.5
-12 h 291 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 - -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
8/16 0.7 4x10^1
8/15 0.7 5x10^1
8/14 0.6 5x10^1
8/13 0.6 4x10^1
8/12 0.6 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/11 09:26 太陽風は低速になり、磁気圏もたいへん静かです。これから1週間程度、静かに過ぎて行きそうです。
2009/ 8/12 12:15 速度350km/秒の穏やかな太陽風が続いています。低速風は6日くらいは続くでしょう。
2009/ 8/13 11:06 穏やかな太陽風が続いています(速度360km/秒)。太陽も無黒点が続いています。
2009/ 8/14 10:16 330km/秒と低速の太陽風が続いています。弱い南向き磁場の影響で、磁気圏も小さくざわついています。
2009/ 8/15 10:56 太陽風の速度は300km/秒に下がり、かなり低速になっています。磁気圏は静かです。
最新のニュース

2009/ 8/16 11:06 更新
太陽風の速度は、280km/秒にまで下がっています。とても穏やかです。無黒点も続いています。

担当 篠原

太陽風の速度は、更に低下しています。
日本時間で16日に入った頃から、280km/秒まで下がっています。
これは、かなり遅い速度です。
磁場強度も2nTに弱まり、たいへん穏やかな太陽風が続いています。

磁気圏活動もほとんど見られず、AE指数は静かです。

今日、明日とこのまま穏やかに過ぎて行くでしょう。
18日くらいから、SOHO EIT195に見える細いコロナホールの影響が
やって来ると予想されます。
日本時間だと、18日の後半になりそうです。

前周期は、500km/秒台が続いたのは2日程度で、
最高速度も550km/秒くらいでした。
今周期も同程度ではないでしょうか。


太陽は、無黒点が続いている様です。

SOHO衛星は、キーホールも通り過ぎて、
そろそろ可視光写真の更新が再開されてもいい頃なのにと思っていたのですが、
現在、観測機器の調整かなにかを行っているそうで、
数日待って欲しいとの記載がありました。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。16日2時(世界時15日17時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。