宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 8/11 09:26 更新 太陽風は低速になり、磁気圏もたいへん静かです。これから1週間程度、静かに過ぎて行きそうです。 担当 篠原 太陽風の速度は、360km/秒へと下がり、すっかり低速風になっています。 前周期に見られた速度の高まりは、今周期は消えていました。 磁気圏活動もたいへん穏やかです。 AE指数のグラフには全く変化がありません。 これから、1週間程度穏やかな状態が続くと予想されます。 27日周期の図によると、前周期の次の太陽風の乱れは、7月22日。 今周期は、8月18日に相当します。 STEREO Behindの太陽コロナ写真を見ると、太陽の中心から北東寄り(左上)に、 細長い裂け目のようなコロナホールがあります。 これが発生源のコロナホールです。 ただ、前周期は、もっと丸い穴のように広がりがあったのですが、 今回は規模が小さくなってしまったのかもしれません。 太陽風がどうなっているのか興味が持たれますが、 まだ、1週間ほど先のことです。 太陽は依然、無黒点が続いています。 本当に静かです。 STEREO Behindによる太陽コロナ。地球よりも3日半ほど先の太陽を見ています。11日5時(世界時10日20時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|