宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 8/ 9 13:16 更新 太陽風の速度は420km/秒に下がりました。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 昨日の午後、8日16時(世界時8日7時)頃から、太陽風の速度は低下を始めました。 すぐに400km/秒台中程になり、現在は更に下がって、430km/秒です。 高速の太陽風は終わり、平均的な速度にもどっています。 磁気圏は静穏です。 高速風が終わっていったということと、 太陽風磁場がずっと北寄りになっていたことが効いていたのでしょう。 この後の太陽風ですが、27日周期の図によると、 明日くらいに、もうひとつ別の高速風がやってくる可能性があります。 しかし、発生源にあたるコロナホールは小さくなっていたので、 太陽風の変化も小さくなっているかもしれません。 太陽は、無黒点状態が続いているようです。 1日前の8日1時(世界時7日16時)の写真ですが、 SOHOの可視光写真が更新されていましたので、掲載します。 何も見えない状態です。 STEREO Behindによる太陽コロナ。地球よりも3日半ほど先の太陽を見ています。9日11時(世界時9日3時) (c) NASA SOHOによる太陽の可視光写真。昨日の写真ですが、黒点はありません。8日1時(世界時7日16時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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