宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:30)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 6 --- ---
8/ 5 --- ---
8/ 4 --- ---

黒点  8/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 377 -5.0
-2 h 375 +4.7
-4 h 368 +11.6
-6 h 384 +11.4
-8 h 377 +9.2
-10 h 381 +7.8
-12 h 378 +7.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 7 6/ 13
-2 h 5 -/ 10
-4 h 3 8/ 11
-6 h 3 3/ 2
-8 h 2 4/ 4
-10 h 1 2/ 5
-12 h 0 3/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^0
8/ 6 0.6 2x10^1
8/ 5 0.7 4x10^1
8/ 4 0.6 4x10^1
8/ 3 0.5 1x10^2
8/ 2 0.6 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/ 1 11:36 太陽風の速度は400km/秒に上がりました。コロナホール影響がやって来た様です。
2009/ 8/ 2 14:25 穏やかな太陽風が続いています(速度380km/秒)。磁気圏も静穏です。
2009/ 8/ 3 12:57 7月の黒点数データを含めて、無黒点日の推移をまとめました。太陽風は低速で、静穏です。
2009/ 8/ 4 09:06 穏やかな太陽風が続いています。太陽も無黒点が続いています。
2009/ 8/ 5 10:56 比較的低速の穏やかな太陽風が続いています。明日以降、速度の上昇が起きると思われます。
最新のニュース

2009/ 8/ 6 12:30 更新
太陽風磁場が10nT以上に強まっています。高速風の始まりはまだです。

担当 篠原

昨夜より、太陽風の磁場がゆっくりと強まって行き、
今朝、6日5時(世界時5日22時)頃に13nTに達しました。
その後はやや下がり、現在は10nTです。

その間、太陽風の速度にはほとんど変化がなく、380km/秒で安定しています。

高速風到来の兆しかとも思われたのですが、今のところ速度に変化はありません。
磁場の南北成分を見ると、初め大きく北に偏り、
今朝になって、今度は大きく南に向かって回転しています。
この様子だと、磁場のかたまりが流れて来たのかもしれません。
(発生源は分かりませんが)


太陽風磁場の強まりに反応して、磁気圏のデータにも変化が見られます。
AE指数では、300nTほどの変化が6時間ほど連続して発生しています。
オーロラ活動によって短時間に激しく変化するのとは違うタイプの変化です。

現在、太陽風磁場の南北成分は、南向きになろうとしています。
磁気圏への影響も、今後一段と強まる可能性があります。

引き続き、ACEのデータに注目して下さい。
この後、高速風も始まる可能性があります。


SOHOは、EITもお休みに入った様です。
今日はSTEREO Behindの太陽コロナ写真を掲載します。
地球より3日半ほど先の太陽を見ています。
既にコロナホールは見えなくなっていて、
なんにもないぼんやりした太陽です。


その太陽は、今日も無黒点とのことで、静穏です。



STEREO Behindによる太陽コロナ。地球よりも3日半ほど先の太陽を見ています。6日12時(世界時6日3時)
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。