宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 8 --- ---
8/ 7 --- ---
8/ 6 --- ---

黒点  8/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:08 499 +2.2
-2 h 472 +0.8
-4 h 447 -1.5
-6 h 453 -2.9
-8 h 462 -0.4
-10 h 446 -0.6
-12 h 462 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -11 5/ 5
-2 h -13 2/ 7
-4 h -16 -2/ 7
-6 h -10 -2/ 11
-8 h -11 5/ 9
-10 h -12 -4/ 2
-12 h -9 3/ 17

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
8/ 8 0.8 1x10^1
8/ 7 0.8 1x10^1
8/ 6 0.9 2x10^1
8/ 5 0.7 4x10^1
8/ 4 0.6 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/ 3 12:57 7月の黒点数データを含めて、無黒点日の推移をまとめました。太陽風は低速で、静穏です。
2009/ 8/ 4 09:06 穏やかな太陽風が続いています。太陽も無黒点が続いています。
2009/ 8/ 5 10:56 比較的低速の穏やかな太陽風が続いています。明日以降、速度の上昇が起きると思われます。
2009/ 8/ 6 12:30 太陽風磁場が10nT以上に強まっています。高速風の始まりはまだです。
2009/ 8/ 7 12:26 500km/秒の高速風がやって来ました。2機のSTEREO衛星によるCMEの動画を掲載します。
最新のニュース

2009/ 8/ 8 10:46 更新
500km/秒付近の高速風が続いています。もうしばらく続きそうです。

担当 篠原

太陽風は、450〜500km/秒とやや高めの速度が続いています。
昨夜は下がり気味だったのですが、今朝に入って再び500km/秒へ上がっています。

磁場強度を見ると、6nTくらいの強度が続いています。
強さとしては平均的な値ですが、
高速風の終わりでは、3nT近くまで弱まっていることが多いのです。
従って、高速状態はもうしばらく続くように思われます。


磁気圏は概ね静穏ですが、
AEの図の後半に、小規模の変化が目立っています。
ACEの図で、太陽風磁場が南寄りになっていた時間帯の様です。

高速風が続けば、今後もこの程度の活動が発生する可能性があります。
実際に強まるかどうかは、太陽風磁場が南を向くか、北を向くかによって決まります。
ACEの図の速度のグラフ(黄色線)とともに、
磁場南北成分(赤線)が南向き(マイナス)になるかどうかに注目して下さい。

STEREO Behindの太陽コロナを見ると、全体的にぼんやりとしていて、
コロナホールや活動領域は見られません。
基本的には、今後の太陽風も穏やかな傾向になるでしょう。


太陽は無黒点が続いています。
とても静かです。

NOAAの番号がついた黒点を考えると、
先月上旬の1024群が最後なので、
もう1ヶ月近く目立った黒点は出ていないことになります。
(短時間の小さな黒点だと、8月30日に発生していたようです)



STEREO Behindによる太陽コロナ。地球よりも3日半ほど先の太陽を見ています。8日10時(世界時8日1時)
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。