宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:56)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 5 --- ---
8/ 4 --- ---
8/ 3 --- ---

黒点  8/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:12 377 -0.5
-2 h 352 -2.4
-4 h 357 -0.4
-6 h 334 -1.4
-8 h 334 -2.5
-10 h 336 -0.4
-12 h 337 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -10 2/ 4
-2 h -8 -5/ 6
-4 h -5 0/ 5
-6 h -8 -2/ 2
-8 h -5 -3/ 6
-10 h -6 -3/ 7
-12 h -5 3/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
8/ 5 0.6 4x10^1
8/ 4 0.6 4x10^1
8/ 3 0.5 1x10^2
8/ 2 0.6 7x10^1
8/ 1 0.6 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 7/31 11:05 300km/秒台中盤の低速太陽風が続いています。磁気圏も静かです。これから変化がやって来るでしょうか。
2009/ 8/ 1 11:36 太陽風の速度は400km/秒に上がりました。コロナホール影響がやって来た様です。
2009/ 8/ 2 14:25 穏やかな太陽風が続いています(速度380km/秒)。磁気圏も静穏です。
2009/ 8/ 3 12:57 7月の黒点数データを含めて、無黒点日の推移をまとめました。太陽風は低速で、静穏です。
2009/ 8/ 4 09:06 穏やかな太陽風が続いています。太陽も無黒点が続いています。
最新のニュース

2009/ 8/ 5 10:56 更新
比較的低速の穏やかな太陽風が続いています。明日以降、速度の上昇が起きると思われます。

担当 篠原

穏やかな太陽風が続いています。
速度は、340〜380km/秒で推移していて、遅めの速度です。
磁場強度も、4nTと平均的な強度で安定しています。

太陽風磁場の南北成分を見ると、弱いながらも南寄りの傾向になっています。
そのため、AE指数では小さな変動が度々発生しています。
振幅としては200nTほどの小さなオーロラ活動です。


太陽風は、今日いっぱいは穏やかな状態で推移するでしょう。
明日以降、コロナホールの影響で、速度が上昇する可能性があります。

速度の変化に先立って、太陽風の磁場強度が強まります。
27日周期の図を見て下さい(図の時刻は世界時です)。
前周期の7月9-10日のデータで、磁場強度や速度の変化を見ることができます。
今回、コロナホールの位置が東寄りに移動しているので、
高速風の開始は遅れるかもしれません。
ACEのデータを見ながら、開始のタイミングを見つけて下さい。

高速風の規模は、今回も小規模だと思います。


太陽は、無黒点が続いているそうです。
X線のグラフは静穏で、EIT195にも活動的な領域は見られません。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。5日3時(世界時4日18時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。