宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 8/ 3 12:57 更新 7月の黒点数データを含めて、無黒点日の推移をまとめました。太陽風は低速で、静穏です。 担当 篠原 昨日お知らせした様に、SIDCより、7月の黒点数データが発表されました。 それによると、7月に黒点が出現したのは、 4日〜10日(NOAAの1024群です)、23日(24日の記事参照)、30日(SOHOの写真無く、不明)の9日間で、 無黒点日の日数は22日でした。 2006年11月以降の推移を表にします。
また、2006年7月以降のグラフを掲載しましたので、今日の1枚目を見て下さい。 7月は、1024黒点群が出現し、Cクラスのフレアを起こすなどして盛り上がったのですが、 結局、目立った活動はこの期間だけで、 以後は非常に静穏になり、無黒点日数も高いレベルを保つこととなりました。 グラフの傾向を見ると、ちょうど1年前の2008年7月に無黒点日数は最高レベルに到達し、 以後1年間高止まりの状態にあるように見えます。 今後、いつから無黒点の日数が減り始めるのか、 減り始めてどの程度で太陽活動が活発化するのか、などと考えると、 太陽はまだ当分の期間、静かな状態を続けることになるのかもしれません。 太陽風は、速度は370km/秒と低速風に変わって来ました。 一方、磁場強度は3nTから6nTへ、やや強まっています。 27日周期の図を見ると、ちょうどセクターの切り替わりがやって来た様で、 それに関係した変化かもしれません。 コロナホールなどは見られなかったので、速度が大きく上昇することはないと思います。 磁気圏は静穏な状態が続いています。 SOHO EIT195では、コロナホールがちょうど太陽の中心線に達しています。 3日後と見積もって、6日あたりに太陽風の変化がやって来そうです。 太陽は、今日も可視光写真がないのですが、無黒点とのことです。 X線のグラフも静穏です。 2006年7月以降の、月ごとの無黒点日数の変化。 (c) 作図 : 宇宙天気ニュース、データ : SIDC SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。3日8時(世界時2日23時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|