宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:57)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 3 --- ---
8/ 2 --- ---
8/ 1 --- ---

黒点  8/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:52 373 -1.9
-2 h 371 -2.5
-4 h 368 -2.6
-6 h 369 -3.4
-8 h 345 +2.2
-10 h 357 +1.2
-12 h 350 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -9 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^1
8/ 3 0.5 1x10^2
8/ 2 0.6 7x10^1
8/ 1 0.6 6x10^1
7/31 0.5 9x10^2
7/30 0.6 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 7/29 10:06 400km/秒の穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 7/30 13:57 太陽風の速度は350km/秒に下がり、低速風になりました。明日、速度の上昇が起きるかもしれません。
2009/ 7/31 11:05 300km/秒台中盤の低速太陽風が続いています。磁気圏も静かです。これから変化がやって来るでしょうか。
2009/ 8/ 1 11:36 太陽風の速度は400km/秒に上がりました。コロナホール影響がやって来た様です。
2009/ 8/ 2 14:25 穏やかな太陽風が続いています(速度380km/秒)。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2009/ 8/ 3 12:57 更新
7月の黒点数データを含めて、無黒点日の推移をまとめました。太陽風は低速で、静穏です。

担当 篠原

昨日お知らせした様に、SIDCより、7月の黒点数データが発表されました。
それによると、7月に黒点が出現したのは、
4日〜10日(NOAAの1024群です)、23日(24日の記事参照)、30日(SOHOの写真無く、不明)の9日間で、
無黒点日の日数は22日でした。
2006年11月以降の推移を表にします。

2006年無黒点日数
11月3日
12月8日
2007年
1月0日
2月6日
3月15日
4月22日
5月4日
6月11日
7月9日
8月9日
9月22日
10月28日
11月24日
12月13日
2008年
1月19日
2月22日
3月17日
4月20日
5月21日
6月17日
7月29日
8月29日
9月26日
10月21日
11月18日
12月28日
2009年
1月25日
2月23日
3月28日
4月25日
5月20日
6月21日
7月22日

また、2006年7月以降のグラフを掲載しましたので、今日の1枚目を見て下さい。

7月は、1024黒点群が出現し、Cクラスのフレアを起こすなどして盛り上がったのですが、
結局、目立った活動はこの期間だけで、
以後は非常に静穏になり、無黒点日数も高いレベルを保つこととなりました。

グラフの傾向を見ると、ちょうど1年前の2008年7月に無黒点日数は最高レベルに到達し、
以後1年間高止まりの状態にあるように見えます。

今後、いつから無黒点の日数が減り始めるのか、
減り始めてどの程度で太陽活動が活発化するのか、などと考えると、
太陽はまだ当分の期間、静かな状態を続けることになるのかもしれません。



太陽風は、速度は370km/秒と低速風に変わって来ました。
一方、磁場強度は3nTから6nTへ、やや強まっています。
27日周期の図を見ると、ちょうどセクターの切り替わりがやって来た様で、
それに関係した変化かもしれません。

コロナホールなどは見られなかったので、速度が大きく上昇することはないと思います。

磁気圏は静穏な状態が続いています。


SOHO EIT195では、コロナホールがちょうど太陽の中心線に達しています。
3日後と見積もって、6日あたりに太陽風の変化がやって来そうです。


太陽は、今日も可視光写真がないのですが、無黒点とのことです。
X線のグラフも静穏です。



2006年7月以降の、月ごとの無黒点日数の変化。
(c) 作図 : 宇宙天気ニュース、データ : SIDC


SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。3日8時(世界時2日23時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。