宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:36)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 1 --- ---
7/31 --- ---
7/30 --- ---

黒点  8/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 389 +0.2
-2 h 411 -0.3
-4 h 408 -0.7
-6 h 425 -0.3
-8 h 404 -0.6
-10 h 403 +1.0
-12 h 398 -2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -10 4/ 12
-2 h -9 -11/ 8
-4 h -9 -15/ 6
-6 h -7 -9/ 5
-8 h -6 -4/ 5
-10 h -8 0/ 9
-12 h -7 -5/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
8/ 1 0.6 6x10^1
7/31 0.5 9x10^2
7/30 0.6 8x10^2
7/29 0.5 8x10^2
7/28 0.7 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 7/27 10:06 太陽風は通常の速度に下がりました。磁気圏は静穏です。太陽の東端に、白斑が見えています。
2009/ 7/28 09:25 太陽風の速度は380km/秒で安定し、磁気圏は穏やかです。太陽は無黒点です。
2009/ 7/29 10:06 400km/秒の穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 7/30 13:57 太陽風の速度は350km/秒に下がり、低速風になりました。明日、速度の上昇が起きるかもしれません。
2009/ 7/31 11:05 300km/秒台中盤の低速太陽風が続いています。磁気圏も静かです。これから変化がやって来るでしょうか。
最新のニュース

2009/ 8/ 1 11:36 更新
太陽風の速度は400km/秒に上がりました。コロナホール影響がやって来た様です。

担当 篠原

昨日の午後、31日16時(世界時31日7時)頃に、太陽風の速度は400km/秒へ上昇しました。
平均的な速度に戻った程度ですが、コロナホールの影響がやって来たのでしょう。

速度が上がる前後に、磁場の南北成分が-5nT近く南向きに振れました。
その影響で、AE指数で400nTほどのオーロラ活動が2回発生しています。

AE指数のグラフには、激しいぎざぎざが起きていますが、
これらはデータのエラーでしょう。


太陽風の速度は上昇ましたが、長くは続かないでしょう。
今日いっぱいくらいで再び低速風に戻る可能性があります。

太陽風磁場は既に2nTに弱まっており、
磁気圏活動は穏やかに推移するでしょう。


SOHO EIT195では、次のコロナホールが太陽の北東(左上)に見えています。
5-6日後に、ここからの影響が地球にやって来る可能性があります。
27日周期の図では、前周期の7月10-11日に小さな速度上昇が起きていました。


太陽は、SOHOの可視光写真が止まったままですが、
NOAAによると無黒点とのことで、GOESのX線データも静穏です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。8月1日10時(世界時1日1時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。