宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 7/14 10:22 更新 太陽風の速度が500km/秒に上がり、高速風が始まりました。小規模ですが、オーロラ活動も始まっています。 担当 篠原 太陽風の速度が、500km/秒に上がっています。 昨夜、13日21時(世界時13日12時)頃から、速度に変化が始まりました。 それまでは、350km/秒と低速風だったのですが、半日ほどかけて、高速風に変わっています。 磁場強度も、速度変化に合わせる様に強まっています。 5〜10nTの間を変化しています。 磁場強度はまだ強まったままです。 このため、速度はもう少し上がって、500km/秒台の中ほどまで高まるかもしれません。 速度の高まりとともに、磁気圏ではオーロラ活動が始まっています。 太陽風磁場の南北成分を見ると、南(マイナス)に、北(プラス)にと、 1時間程度でよく振れています。 このため、磁気圏の活動も起こりやすくなっているのでしょう。 AE指数では、300〜500nTの小規模の変化がいくつも起きています。 速度がもう少し高まると、AE指数の変動ももう一段強まる可能性があります。 コロナホールの規模から考えて、高速風はそれほど長く続かないでしょう。 明日には、もう下り始めるかもしれません。 その後は、穏やかな状態が1週間程度続くと思われます。 次の太陽風の乱れは、前周期の6月24日に始まった高速風の回帰です。 7月22-23日頃になるでしょう。 SOHO衛星の写真が更新されていないので、今日はSTEREO BehindのEUVI写真を掲載します。 地球よりも、3日半ほど先の位置から見ている太陽です。 太陽の北西(左上)には、次の高速風をもたらすコロナホールの影が、 既にぼんやりと見えています。 規模は、前周期とそれほど変わっていない様です。 前周期と同様の太陽風の変化が、今周期もやって来そうです。 太陽黒点も、最新写真を見ることができませんが、 NOAA/SWPCの報告では、無黒点とのことです。 X線のグラフも静穏です。 STEREO Behindによる太陽コロナ。地球よりも3日半ほど先の太陽を見ています。14日10時(世界時14日1時) (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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