宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 6/30 11:03 更新 太陽風の速度は550km/秒へ上昇しました。磁気圏の活動は弱まっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度が上昇を始めました。 半日ほどかけてゆっくりと上がり、29日18時(世界時29日9時)頃に550km/秒に達しました。 太陽風の速度が500km/秒に上がったのは、5月9日以来です。 速度の上昇はそこまでで終わり、現在は500km/秒です。 速度が上がるとともに、磁場強度は下がって行きました。 昨日は10nT近い強さがありましたが、速度が上がりきる頃には5nTに下がり、 現在は、3nTほどです。 太陽風の速度は上がりましたが、磁気圏活動はむしろ落ち着いています。 AE指数では、300nTほどの小さな活動が見られる程度です。 これは、その前の活発な活動が、南向き磁場の強まりによって発生していたからです。 速度上昇後に磁場強度が下がり、南北成分も0nT付近に落ち着くと、 地球への影響度は弱まってしまいました。 太陽風速度の高まりは、この後次第に弱まって行くでしょう。 影響は、明日くらいまでではないかと思います。 それとともに、磁気圏も静かになります。 その後は、また当分穏やかな状態が続きます。 太陽は無黒点です。 SOHO EIT195では、南半球の東西に明るい領域が見えます。 可視光写真では、それぞれに白斑が光っています。 SOHO EIT195による太陽コロナ。30日10時(世界時30日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。南半球の東西端に白斑が見えます。30日7時半(世界時29日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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