宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 6/29 09:08 更新 太陽風磁場が大きく南を向き、磁気圏が活動的になっています。 担当 篠原 昨日より、太陽風の磁場強度が8nT程度にやや強まっていました。 その後も、強まった傾向が続いたのですが、 昨夜より、南北成分が大きく南を向くようになりました。 今日のACEの図では、 初めの南北成分は、北にいっぱいに向いています。 それが、28日18時(世界時28日9時)頃に南に切り替わり、 以降、-5nTから最大で-10nTに達する強い南向きが続いているのです。 変化のパターンから、太陽から大きな磁場のかたまりが飛んで来たのかもしれません。 -5nTほどの南向きはまだ続いていて、もうしばらくこの状態が続くかもしれません。 この磁場の影響で、磁気圏活動が急に強まっています。 AE指数は、700〜1100nTと中規模の活動が一気に強まりました。 その変化は、シベリアの磁場データにも見えています。 一方、沖縄の磁場データには、目立った変化は見られませんでした。 世界規模のデータから作るDst指数を参照しても、大きな変化にはなっておらず、 磁気圏の赤道域に環電流(リングカレント)を作る磁気嵐には、なっていない様です。 太陽風の速度は、420km/秒と通常のレベルです。 昨夜、多少下がったりしましたが、たいした変化ではありません。 コロナホールの影響は、この程度で終わってしまうのでしょうか。 SOHO EIT195には、続くようなコロナホールは見られず、 この後は穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は無黒点です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。29日7時半(世界時28日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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