宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 6/27 11:55 更新 太陽風の速度は400km/秒を割り、通常の状態に戻りました。太陽は無黒点です。 担当 篠原 昨日のニュース以降も、太陽風の速度はゆっくりと下がり続け、 日付が27日に変わった頃、400km/秒を割りました。 現在は、もう少し下がって、380km/秒となっています。 太陽風の速度の高まりは終わり、通常レベルに戻っています。 磁場強度は、3nTを前後していて、やや弱めの状態で安定しています。 磁気圏もとても静かです。 AE指数は全く変化がありませんし、 シベリアの磁場データも、一昨日(左3分の1)、昨日(中央部)は、小さな変化が見られましたが、 今日(右3分の1)は、完全に平らになっています。 このところ、すっかり元気をなくしているのが、放射線帯の高エネルギー電子です (宇宙環境としては、良いことですが)。 掲載しているGOESのグラフでは、赤線と青線のグラフは、下の方にべったりとくっついています。 こちらの27日周期の図の「静止軌道電子」を見てください。 5月15日に、この2本の線が100 (10^2) のレベル(これも高い数値ではありません)を割って以来、43日間、 太陽の自転で1回転半の間、とても低い状態が続いています。 まともな規模の高速風領域が無い現状では、高エネルギー電子も高まることがありません。 太陽風の静けさは、こういうところにも影響しています。 その太陽風ですが、明日か明後日くらいに、規模の小さな高速風がやって来る可能性があります。 発生源のコロナホールは、太陽の中心を過ぎ、西半球(右半分)側に入っています。 今日の写真では、コロナホールはやや見にくくなっています。 2〜3日ほどで乱れが終わると、再び穏やかな太陽風が続くことになります。 太陽は、無黒点で静穏です。 SOHO EIT195による太陽コロナ。27日11時半(世界時27日2時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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