宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 6/24 08:33 更新 太陽風の速度は265km/秒にまで下がり、かなり低速です。これから、太陽風の速度変化がやって来るでしょう。 担当 篠原 1022黒点群は、完全に見えなくなり、 太陽面には、1023黒点群だけが残っています。 1023群の黒点の数は、昨日よりも増えていますが、 X線のグラフにフレアの変化は全く無く、静かな黒点群です。 太陽は、この後も穏やかに推移するでしょう。 太陽風は、さらに速度が下がり、265km/秒付近となっています。 ここまで下がると、かなりの低速太陽風です。 磁場強度も、2nTに弱まっていましたが、 今朝になって、5nTに回復しています。 磁気圏もたいへん静かです。 AE指数のグラフには、全く変化がありません。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見て下さい。 北半球側のコロナホールは、中心線を過ぎて西側(右側)にせり出し、 そろそろ地球への影響開始位置である、西半球の真ん中あたりに達します。 コロナホールの位置や27日周期の図より、 太陽風の変化は、今日の午後か明日くらいに始まるのではないかと予想しています。 現在、ACEのデータでは、太陽風磁場の強まりが見られています。 あるいは、これが速度変化の兆しにあたるのかもしれません。 そうであれば、速度の変化は早めの到来となりそうです。 コロナホールの規模を見ると、 500km/秒台に達するくらいの太陽風が来るのではないかと思います。 継続時間は長くはならず、3日程度で一段落つくのではないでしょうか。 また、太陽の南半球の東側にも、次のコロナホールが見えています。 ここは、前周期にもぼんやりとコロナホールがあるように見えていたのですが、 今回は、はっきりと見えています。 来週の前半に、こちらの影響もやって来そうです。 SOHO EIT195による太陽コロナ。23日2時(世界時23日17時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる太陽可視光写真。1023黒点群が見えています。24日6時(世界時23日21時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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