宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 6/20 10:50 更新 太陽風の速度は280km/秒に下がり、磁気圏もたいへん静かです。太陽は、無黒点が続いています。 担当 篠原 宇宙天気は、とても穏やかな状態が続いています。 太陽風の速度は、320km/秒から280km/秒へと低下し、一段と低速になっています。 磁場強度も、3nTとやや弱めです。 このため、磁気圏活動も非常に静かです。 北極域のオーロラ活動を監視しているAE指数は、まったく変化していません。 穏やかな太陽風は、今後も続きます。 SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、 中心から北東(左上)寄りにあるコロナホールが、よく見えるようになってきました。 コロナホールとは、太陽の磁場が外側へ向かって大きく広がっている場所です。 この部分では、磁場に沿ってコロナのガスが外側へ逃げ出して行くために、 コロナが薄くなり、穴が開いている様に見えるのです。 コロナのガスが勢いよく吹き出しているので、コロナホールが地球の方向を向くと、 3日ほど後に、高速の太陽風がやってきます。 今日の写真では、コロナホールはまだ東側(左側)に寄った場所にあります。 もう2日ほどすると、太陽の自転のために中心部に見える様になるでしょう。 そうすると、太陽風が地球へ向かって飛び出すようになりますから、 さらに3日ほど経った頃、ACEのデータに影響が現れる可能性があります。 27日周期の図によると、前周期の5月28日に、太陽風の速度が450km/秒まで上がっていました。 これが、このコロナホールの前周期の影響だと思われます。 コロナホールはそれほど大きくはないので、 今回も、大きな乱れがやってくることはなさそうです。 それでも、ここしばらくの何も無い状況からすると、ちょっとした楽しみです。 もうしばらく先のことですが、注目してみましょう。 太陽は無黒点のままで、たいへん穏やかです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。20日5時(世界時19日20時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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