宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/19 --- ---
6/18 --- ---
6/17 --- ---

黒点  6/19 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:08 328 +1.5
-2 h 320 +2.4
-4 h 303 -2.6
-6 h 302 +0.5
-8 h 301 +1.2
-10 h 326 +1.2
-12 h 329 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
20:59 -9 9/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
6/19 0.6 1x10^1
6/18 0.8 1x10^1
6/17 0.7 1x10^1
6/16 0.6 1x10^1
6/15 0.7 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 6/14 11:52 太陽風はかなり低速で、磁気圏も静穏です。太陽も無黒点のままです。
2009/ 6/15 08:54 太陽風は、速度300km/秒と低速で安定しています。低速の太陽風は、まだ当分続きそうです。
2009/ 6/16 10:04 300km/秒の遅い太陽風が続き、磁気圏も静穏です。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 6/17 08:43 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。とても小さな黒点が出現した様です。
2009/ 6/18 13:48 太陽風は、300km/秒と低速状態が続いています。黒点は消えました。
最新のニュース

2009/ 6/19 11:14 更新
300km/秒付近の遅い太陽風が続いています。太陽も無黒点で静穏です。

担当 篠原

低速の太陽風が続いています。
ACE衛星の観測によると、
太陽風の速度は、300〜320km/秒と遅い状態が続いています。

磁場強度は4nT付近で、平均的な強さで安定しています。


磁気圏活動もずっと静かです。
AE指数はほとんど変化していません。

太陽風に周期性の高速風が消えたことで、AE指数も静かな状態が長く続いています。
ある程度の規模でオーロラが変動したということで、
AE指数が1000nTに達したときを探すと、
5月8日が最後でした(これも一瞬の変化でしたが)。
もう、40日を超えて、目立ったオーロラ活動は発生していないということになります。


この後も、静かな状態が続きます。
SOHO EIT195では、東側(左側)からコロナホールが上がって来ましたが、
規模は小さそうで、目立った影響はないのではないかと思われます。


太陽は無黒点のままです。
活動度は高まりそうで、高まらず、じらされる毎日ですね。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。19日10時半(世界時19日1時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。