宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 6/16 10:04 更新 300km/秒の遅い太陽風が続き、磁気圏も静穏です。太陽は無黒点が続いています。 担当 篠原 速度300km/秒の低速の太陽風が、安定して続いています。 磁場強度は5nTから2nTへ弱まっていて、 太陽風はとても穏やかです。 磁気圏活動も静穏で、 AE指数、シベリア磁場データともに、ほとんど変化はありません。 SOHO EIT195の太陽コロナは、全面にわたってぼんやりと光っているだけです。 高速風の発生源となるコロナホールは見られず、 穏やかな太陽風は今後も続くでしょう。 現在、太陽を囲む様に、STEREO Behind、SOHO、STEREO Aheadと、 3機の人工衛星が太陽コロナを監視しています。 この中でも、2機のSTEREO衛星は、 地球を中心にして、90度の広がりから太陽を観測しています。 この2つの衛星写真を合成することで、太陽コロナの地図が作成されています。 STEREO衛星のページを見て下さい。 今日の図を、2枚目に掲載します。 現在のSTEREO衛星からは、 太陽面の360度のうち、270度分を同時に見ることができます。 その結果が、この地図です。 この写真を見ても、太陽コロナには目立ったコロナホールはありません。 経度-120度の北半球側に、小さめのコロナホールが見えている程度です。 この様子では、穏やかな太陽風はまだまだ続きそうです。 このように、太陽の広い範囲を同時に見られると、 より高い精度で長期の予報をすることが可能になるのです。 STEREO衛星の位置は、更に広がって行くので、 やがて太陽全体が同時に分かる様になります。 そうなると、コロナホールや活動領域を、連続して監視できるようになるでしょう。 太陽が活発になってくれないと、面白さは半減なのですが、今後を楽しみにしています。 その太陽は、今日も無黒点で、静穏です。 昨日、EIT195で目立っていた明るい領域は、今日は弱まってしまいました。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。16日10時(世界時16日1時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) 2機のSTEREO衛星による、太陽コロナの地図。 (c) NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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