宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 6/14 11:52 更新 太陽風はかなり低速で、磁気圏も静穏です。太陽も無黒点のままです。 担当 篠原 速度280km/秒のかなり遅い太陽風が続いています。 この1日間は、プラズマの密度が下がっていて、 1立方cmあたり0.1〜0.2個程度になっています。 この期間は、前周期でも密度が下がっていて、その構造が残っていた様です。 プラズマの密度が下がると、ACEの太陽風速度の観測値がばらつくようになります。 今日の図でも幾分ばらつきが見られます。 前周期は、この後2日ほど太陽風の薄い状態が続きました。 今回はどうなるでしょうか。 太陽風の磁場強度は、4〜6nTと、平均的な状態に戻っています。 途中、南向きに振れたりして、AE指数に小さな変動を作っていますが、 そもそも速度がかなり下がっているので、地球への影響は小さなものだけです。 SOHO EIT195の太陽コロナは、全体的にぼんやりとしていて、 穏やかな状態はこのまま続きそうです。 STEREO Behindで3日半ほど先回りすると(小さい写真)、 太陽の東端(左端)の中緯度あたりに、薄暗いコロナホールが見えてきました。 これがこちら側に来るのを待ちましょう。 太陽は、昨日の写真のままですが、現在も無黒点の様です。 X線のグラフも静かです。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。14日11時(世界時14日2時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) STEREO behind衛星による太陽コロナ写真。地球よりも、3日半ほど先の太陽です。14日11時(世界時14日2時)。 (c) NASA SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。13日2時半(世界時12日17時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|