宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:30)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/11 --- ---
6/10 --- ---
6/ 9 --- ---

黒点  6/11 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 345 +1.3
-2 h 349 +0.2
-4 h 354 -0.3
-6 h 351 -0.5
-8 h 357 -0.3
-10 h 358 -0.7
-12 h 365 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -13 2/ 13
-2 h -13 15/ 5
-4 h -12 12/ 2
-6 h -13 14/ 2
-8 h -13 16/ 3
-10 h -14 19/ 3
-12 h -16 16/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
6/11 0.7 1x10^1
6/10 0.6 1x10^1
6/ 9 0.6 1x10^1
6/ 8 0.7 1x10^1
6/ 7 0.7 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 6/ 6 09:28 1019黒点群は見えなくなりました。低速の太陽風が続いています。
2009/ 6/ 7 12:54 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。太陽は無黒点ですが、B2の小さなフレアが起きています。
2009/ 6/ 8 09:19 太陽風は300km/秒台中盤で穏やかです。太陽は無黒点で静穏です。
2009/ 6/ 9 10:22 1020黒点群が短時間出現しました。太陽風の速度は300km/秒に下がり、とても穏やかです。
2009/ 6/10 09:00 太陽は無黒点です。太陽風は300km/秒の低速風が続き、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2009/ 6/11 13:30 更新
300km/秒台の低速の太陽風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。

担当 篠原

昨日は、ニュースの後、夕方にかけて太陽風の速度が370km/秒へ上がり、
その後下がって、現在は340km/秒へ戻っています。
一時的な速度変動がやって来た様です。

27日周期の図で前周期を見ると、同じ様な速度の変化がこのあたりに見られています。
小さな変化ばかりですが、前周期とある程度関係しているのかもしれません。

磁気圏は概ね静穏です。
太陽風の変化に対応して、小規模のオーロラ活動も見られていますが、
太陽風の変化自体が小さなものでしたので、影響も限定的です。


穏やかな状態は、このまま続きそうです。
SOHO EIT195の太陽コロナは、全体的にのっぺりしていて、
コロナホールは見られず、
高速風が来る見込みは、今のところありません。


太陽も無黒点で静穏です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。11日13時(世界時11日4時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。