宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:19)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 8 --- ---
6/ 7 --- ---
6/ 6 --- ---

黒点  6/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:17 364 -0.7
-2 h 365 -0.2
-4 h 362 -0.2
-6 h 368 +1.3
-8 h 356 +1.9
-10 h 346 +2.0
-12 h 355 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -13 11/ 3
-2 h -12 10/ 4
-4 h -12 14/ 3
-6 h -13 11/ 4
-8 h -13 11/ 4
-10 h -15 10/ 7
-12 h -16 14/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
6/ 8 0.5 1x10^1
6/ 7 0.7 1x10^1
6/ 6 0.7 1x10^1
6/ 5 1.1 1x10^1
6/ 4 0.5 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 6/ 3 11:16 1019黒点群で、Bクラスの小さなフレアが起こりました。太陽風は低速のままです。5月の黒点数が発表されました。
2009/ 6/ 4 10:25 Bクラスの小さなフレアが起きています。太陽風の速度は、300km/秒と低速のままです。
2009/ 6/ 5 09:17 1019黒点群は少しずつ弱まっています。太陽風は300km/秒と低速状態が続いています。
2009/ 6/ 6 09:28 1019黒点群は見えなくなりました。低速の太陽風が続いています。
2009/ 6/ 7 12:54 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。太陽は無黒点ですが、B2の小さなフレアが起きています。
最新のニュース

2009/ 6/ 8 09:19 更新
太陽風は300km/秒台中盤で穏やかです。太陽は無黒点で静穏です。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の速度は340km/秒の状態を保ち、
今日になった頃から360km/秒へ、もう少し上がっています。
低速風であることに変わりはなく、穏やかな太陽風が続いています。

磁場強度は、5nT付近で安定しています。
速度が340km/秒から360km/秒へ上がった頃に、磁場強度も少し強まりましたが、
どちらもごくわずかな変動です。


磁気圏も概ね静穏です。
AE指数には、200nTほどの小さな変化が見られるだけです。

AE指数の変動は、太陽風磁場の南向きと関係しているかと思ったのですが、
ACEの図の南北成分(赤線)と見比べると、うまく時間帯が合いません。
タイミングとしては、磁場の南向きの方が遅れている様に見えます。


太陽は無黒点で、静穏です。
SOHO EIT195では、北半球の東西に明るい活動領域が見えています。
可視光写真で見比べると、それぞれに白斑が見えています。
東側(左側)の活動領域は、前周期に1017黒点群が現れた領域です。

北半球の中ほどには、小さなコロナホールも見えています。
これは、前周期にはなかったものです。
規模は小さいので、地球への目立った影響はなさそうですが、
今後の変化が楽しみです。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。8日9時(世界時8日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。無黒点ですが、両端に白斑が見えています。8日6時(世界時7日21時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。