宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 6/10 09:00 更新 太陽は無黒点です。太陽風は300km/秒の低速風が続き、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 地上では梅雨入りが相次ぎ、雨の季節が始まりましたが、 宇宙の天気は、今日も変わらず穏やかです。 現れてすぐに見えなくなった1020黒点群は、そのまま再出現することもなく、 磁場の分布も弱まっているように見えます。 SOHO EIT195の東側(左側)に見えた明るい領域も、すっかり弱まっています。 西端(右端)の明るい領域が没したら、再び何もない太陽に戻りそうです。 X線のデータも全く変化はなく、非常に静穏です。 太陽風は、速度300km/秒とかなり低めの状態で安定しています。 磁場強度は、2nTから4nTヘ持ち直していますが、穏やかなのは変わりません。 磁気圏もとても静かで、 AE指数は、100nTレベルの小さな変化ですら目立ってしまうという状態です。 太陽風は5月10日以降、1周期に渡って静穏な状態が続いています。 この間、最高速度は450km/秒に1度上がったことがあるだけで、 大半は400km/秒以下の低速風でした。 太陽コロナには、目立ったコロナホールは見られず、 次に高速風がやってくるのは、 新しいコロナホールの出現を待たなければならないでしょう。 それまでは、27日周期の予報も、 「明日も静穏です」と言う以上には役に立たない状態です。 SOHOによる、太陽可視光写真。1020黒点群はすぐに消え、無黒点が続いています。10日6時(世界時9日21時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。10日8時半(世界時9日23時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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