宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:22)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 9 --- ---
6/ 8 --- ---
6/ 7 --- ---

黒点  6/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1020 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:17 303 +0.3
-2 h 309 -0.0
-4 h 316 -0.3
-6 h 335 -0.4
-8 h 345 -0.2
-10 h 357 -0.7
-12 h 367 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -13 10/ 4
-2 h -13 9/ 3
-4 h -14 8/ 1
-6 h -13 8/ 3
-8 h -13 9/ 3
-10 h -13 9/ 2
-12 h -11 8/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
6/ 9 0.6 1x10^1
6/ 8 0.7 1x10^1
6/ 7 0.7 1x10^1
6/ 6 0.7 1x10^1
6/ 5 1.1 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 6/ 4 10:25 Bクラスの小さなフレアが起きています。太陽風の速度は、300km/秒と低速のままです。
2009/ 6/ 5 09:17 1019黒点群は少しずつ弱まっています。太陽風は300km/秒と低速状態が続いています。
2009/ 6/ 6 09:28 1019黒点群は見えなくなりました。低速の太陽風が続いています。
2009/ 6/ 7 12:54 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。太陽は無黒点ですが、B2の小さなフレアが起きています。
2009/ 6/ 8 09:19 太陽風は300km/秒台中盤で穏やかです。太陽は無黒点で静穏です。
最新のニュース

2009/ 6/ 9 10:22 更新
1020黒点群が短時間出現しました。太陽風の速度は300km/秒に下がり、とても穏やかです。

担当 篠原

太陽に1020黒点群が出現しました。
とても小さな黒点で、掲載しているSOHOの可視光写真の、
太陽の中心から北東(左上)へ少しずれたところに見える、
縦に2個並んだ小さな点がこの黒点群です。

そのもう少し左には、よりはっきりと黒い点が見えますが、
こちらは黒点ではなく、いつも見えているエラーデータです。
出現もとても短時間で、見つけられたのはこの1枚だけで、
前後の写真(数時間開いています)では分かりませんでした。

南北(縦)に並んでやや紛らわしいですが、新しい第24期の黒点群の様です。

ここで、黒点群の出現緯度の図を掲載します。
前回(5月26日)の図の後に、北半球側に24期の黒点群が2つ出現しました。
北半球側は、安定して24期の黒点群が出現する様になっています。
前回も書きましたが、現在の問題はむしろ、いつ出現頻度が増加するのかということかもしれません。


太陽風は、昨夜より速度が低下に向かい、300km/秒とかなり遅い状態にもどっています。
磁場強度も2nTに弱まっていて、とても穏やかです。

磁気圏も静穏です。
AE指数には、多少変化が見られますが、規模はとても小さいものばかりです。

穏やかな状態はまだまだ続くでしょう。
SOHO EIT195に見えた小さなコロナホールは、1020黒点群の出現によって、狭められています。




SOHOによる、太陽可視光写真。短時間ですが、1020黒点群が現れました。8日16時半(世界時8日7時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


2008年1月以降に出現した太陽黒点の緯度の変化。
(c) 作図 : 宇宙天気ニュース、データ : NOAA


SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。9日10時(世界時9日1時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。