宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 6/ 7 12:54 更新 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。太陽は無黒点ですが、B2の小さなフレアが起きています。 担当 篠原 宇宙天気はとても穏やかです。 太陽風は、速度320km/秒前後とだいぶ遅い速度で安定しています。 磁場強度も、4nTと普通の強さです。 磁場の長時間の南向きも終わり、南北成分は、北に南にと変動しています。 磁気圏も静穏です。 AE指数には、目立った変化は見られません。 ACEの太陽風データは、最後の部分で350km/秒くらいまで上がっていますが、 安定した速度の上昇にはならないと思います。 穏やかな状態は、当分の間続くでしょう。 今のところ、SOHO EIT195にも、STEREO Behindのコロナ写真にも、 高速風の発生源となる、コロナホールの領域は見られません。 太陽も、1019黒点群が消えて、無黒点になったままです。 X線データでは、B2の小さなフレアがひとつ起きています。 1019群があった場所で発生したのでしょうか。 太陽を磁場写真で見ると(1日ほど前の写真です)、 1019群のあった場所には、磁場の強い分布が残っていて、 N極とS極の白黒が入り交じっています。 この分布が複雑になるほど、 その活動領域は大きなエネルギーを持っていると言われます。 黒点はなくなったものの、 活動としてはまだがんばっているということかもしれません。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。7日12時半(世界時7日3時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる、太陽可視光写真。1019黒点群が消え、無黒点になっています。7日9時(世界時7日0時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる、太陽磁場の様子。1019黒点群の場所に、強い磁場の分布が残っています。6日7時半(世界時5日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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