宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:25)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 4 --- ---
6/ 3 --- ---
6/ 2 --- ---

黒点  6/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1019 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:21 306 -2.8
-2 h 308 +1.0
-4 h 316 +3.9
-6 h 306 -1.2
-8 h 318 -2.4
-10 h 299 +2.5
-12 h 290 -2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:35 -11 -/ 4
-2 h -12 -/ 8
-4 h -15 26/ 7
-6 h -15 18/ 11
-8 h -12 22/ 12
-10 h -12 28/ 2
-12 h -11 27/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
6/ 4 0.5 1x10^1
6/ 3 0.6 1x10^1
6/ 2 0.5 2x10^1
6/ 1 0.7 1x10^1
5/31 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 5/30 08:15 400km/秒の穏やかな太陽風が続いています。
2009/ 5/31 10:10 太陽風は、速度340km/秒の低速風になり、磁気圏活動も穏やかです。
2009/ 6/ 1 10:28 1019黒点群が出現しました。太陽風は低速で、穏やかです。
2009/ 6/ 2 09:05 1019黒点群は強まっている様です。小規模のフレアが見られるかもしれません。太陽風は低速で、穏やかです。
2009/ 6/ 3 11:16 1019黒点群で、Bクラスの小さなフレアが起こりました。太陽風は低速のままです。5月の黒点数が発表されました。
最新のニュース

2009/ 6/ 4 10:25 更新
Bクラスの小さなフレアが起きています。太陽風の速度は、300km/秒と低速のままです。

担当 篠原

1019黒点群は、小さなフレア活動を続けています。
Bクラスにやっと届く程度ですが、この24時間に2回起きています。
この後も、同じくらいの活動が続きそうです。


太陽風は、速度300km/秒の低速風が続いています。

速度は下がったままですが、磁場強度がやや上がっています。
昨日までは3-4nTだったのですが、今日に入った頃から少し上がって、
7nTくらいにやや強まっています。

27日周期の図を見ると、セクターの切り替わりが起きています。

太陽からやって来る太陽風磁場の方向は、おおまかに、
「地球から太陽方向(T)」と「太陽から地球方向(A)」に分けられます。
このおおまかな領域の切り分けを、セクターと呼んでいます。
27日周期の図を見ると、今回、太陽風磁場の方向が
「A」から「T」に切り替わっています。
セクターが切り替わるとともに、
太陽風の様子も変化したりするので、注目しています。

昨夜も、セクターが変わって、太陽風磁場が少し変化したのかもしれません。
前周期は、セクターが切り替わった後に、速度の盛り上がりがやってきました。
今回の磁場の強まりも、速度上昇の始まりかもしれません。
やって来ても小さな変化だと思いますが、太陽風の推移を見ていましょう。


地球の磁気圏活動は静穏です。

この後も、太陽風は、基本的には低速風が続くでしょう。
穏やかな状態がかなり長く続きます。



SOHO MDIによる、太陽可視光写真。中央上部に、1019黒点群が見えています。4日6時(世界時3日21時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。4日10時(世界時4日1時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。