宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2009/ 5/21 08:34 更新 太陽風は、330km/秒と低速です。太陽は無黒点になりました。 担当 篠原 遅い太陽風が続いています。 昨日より、280km/秒とかなり遅い状態が続いていましたが、 今朝に入って少し上げて、現在は330km/秒ほどです。 かなり遅いという状況は変わっていません。 少なくなっていた太陽風のプラズマ密度は、 昨日のニュースの頃に回復しましたが、 以降も数個/cm^3を保っています。 密度の少ない領域は抜け出した様です。 太陽風の磁場強度は、今朝に入って7nTくらいに少し強まっています。 27日周期の図では、前周期のこの頃に、速度が400km/秒へ上がる変化が見られます。 これに対応する変化が来るのかもしれません。 磁気圏はとても静かです。 AE指数は全く変化していません。 太陽では、1017黒点群は消えて、無黒点になっています。 SOHOI EIT195では、2つの活動領域は西側に沈みつつあり、 残った方の活動領域も、目立った大きさではありません。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。21日7時半(世界時20日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHOによる、太陽可視光写真。太陽は無黒点になったようです。21日6時(世界時20日21時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|