宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:23)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/14 --- ---
5/13 --- ---
5/12 --- ---

黒点  5/13 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:17 315 +1.9
-2 h 300 +4.1
-4 h 295 +3.9
-6 h 306 +4.6
-8 h 297 -1.1
-10 h 295 +0.4
-12 h 302 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
03:59 -4 7/ 7
-2 h -3 12/ 3
-4 h -4 9/ 3
-6 h -4 10/ 4
-8 h -5 9/ 8
-10 h -5 -2/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
5/14 0.5 5x10^2
5/13 0.6 4x10^2
5/12 0.6 2x10^2
5/11 0.6 5x10^2
5/10 0.6 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 5/ 9 09:20 太陽の東から活動領域が上がって来ました。480km/秒の太陽風が続き、磁気圏も比較的活動的です。
2009/ 5/10 11:36 Bクラスの小さなフレア活動が発生しています。太陽風の速度は下がり、高速風は終わりそうです。
2009/ 5/11 08:28 太陽風は通常の速度レベルに下がりました。太陽は無黒点です。
2009/ 5/12 09:33 太陽風速度は360km/秒に下がり、低速風になりました。無黒点が続いています。
2009/ 5/13 13:06 太陽風の速度は、300km/秒台前半に下がり、とても穏やかです。今夜くらいから、弱い高速風がくるかもしれません。
最新のニュース

2009/ 5/14 08:23 更新
太陽に1017黒点群が現れました。太陽風は低速(320km/秒)で、磁気圏は静穏です。

担当 篠原

太陽に小さな黒点が出現しました。
太陽の中心から北東(左上)に寄ったあたりです。
SOHOの可視光写真では、小さな点がひとつだけ見えます。
NOAAでは、1017黒点群と番号を付けています。

黒点は現れたものの、X線のデータは全く静穏で、
活動領域としての元気はなくなっている様です。

STEREO Behindで3日半ほど先回りすると、
太陽の東の向こう側の南半球にも、もうひとつ活動領域が見えています。
SOHO EIT195では、左端の下側が少し明るく見えています。
太陽の活動度が、少し高まって来たのでしょうか。


太陽風は、低速状態が続いています。
昨日より、320km/秒前後で安定しています。
速度の上昇はまだ始まっていません。

磁場強度は、3nTに弱まっていましたが、
今朝になって少し上がり始め、現在、6nTに達しています。
速度の変化が近づいているのかもしれません。

磁気圏は非常に静穏です。
AE指数は全く変化していません。


これから、太陽風の速度が上がって、高速風が始まる可能性があります。
規模の小さな乱れに留まると思いますが、
3〜4日程度、やや高めの太陽風速度が続きそうです。



SOHOによる太陽の可視光写真。中心から北東(左上)よりに、小さな黒点が現れています。14日0時(世界時13日15時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO EIT195による、太陽コロナ。14日0時(世界時13日15時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO Behindによる太陽コロナ。地球よりも3日半ほど東側の太陽です。南北半球それぞれに活動的な領域が発生しています。
(c) NASA


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。