宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2009/ 5/ 9 09:20 更新 太陽の東から活動領域が上がって来ました。480km/秒の太陽風が続き、磁気圏も比較的活動的です。 担当 篠原 SOHO EIT195の太陽コロナ写真が更新されていました。 太陽の北東(左上)が明るく輝き、 STEREO Behindで見えていた活動領域が、こちら側へ回り込んできました。 SOHOの可視光写真は更新されていないので、 磁場写真を掲載しますが、残念ながらこちらも1日前の太陽です。 左上を見ると、微かに磁場の強まりが見えています。 横につぶれて見にくいですが、磁場の順番は [ 白(N極) 黒(S極) ] になっています。 これは、北半球では新しい第24期の極性です。 今後、今日の写真が得られれば、もっと見やすくなっているでしょうし、 2つめの活動領域も見えているかもしれません。 SOHOデータの更新を待ちましょう。 GOESのX線データもにぎわってきました。 既に、B1の小さなフレア活動が観測されています。 久しぶりに規模の大きなフレアが見られるでしょうか。 ちなみに、前回のCクラスフレアは、昨年、2008年12月11日に、 Mクラスフレアは、2008年3月25日に発生しています。 更に、Xクラスのフレアとなると、2年以上前、2006年12月14日の発生が最後です。 太陽風は、やや高速の状態が続いています。 昨日のニュースの後、速度は500km/秒へ上がりました。 しかし、すぐに480km/秒へ下がり、以降、この速度を保っています。 27日周期の図を見ると、前周期の最高速の時期に既に入っていて、 今回の高速風は、速度が少し落ちていた様です。 太陽風の磁場が南寄りの傾向だったため、磁気圏活動もやや活動的に続いています。 AE指数では、500nT前後の活動が連続的に見られています。 一度、1000nTに達する大きな活動も発生しました。 太陽風磁場は、北寄りに変わりつつある様で、 今後、磁気圏活動は静かになっていくかもしれません。 太陽風の速度も、高めなのは今日いっぱいくらいで、 明日には下がって行くのではないかと予想しています。 一旦低速風に変わり、そして、13日頃に 再び小規模の速度の盛り上がりがやって来るでしょう。 SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。9日7時半(世界時8日22時半)。 (c) SOHO (ESA & NASA) SOHO MDIによる、太陽磁場の様子。北東(左上)に、磁場の強まりが見えて来ました。8日14時(世界時8日5時)。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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